平成29年8月26/27日アートタウンつくば2017(その3) | フライパンしか持ってな「かった。」

フライパンしか持ってな「かった。」

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【ちょくちょくお越しの方へ】
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 そいでは、アートタウンつくば2017 ラストです。


 おれのブログを良く知る方はご存知だと思いますが、おれはだいたい後半にごちゃごちゃと

考察を述べることになっております。普通な感じの記事に混ぜ込んで最後、誰も読まないトコ

らへんに、本来述べたい事をちょちょっと書くという落書きスタイルなのですが、今回の記事は

包み隠す部分がありません。前回の記事書いてる時に、アメブロのエディタがよくわかんなく

なって、中途半端に記事を切り上げたからです。


 ・・・ってことで、最後の記事は写真多め、文章少な目で行きたいと思います

 (←結局いけませんでした)

 


※ご注意
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 ・初めての方は「このブログの説明」をお読みいただく事をお勧めしております。
  http://ameblo.jp/zarukichi/theme-10040226607.html   



6.夜会


(1)夜会の分類


  多くの大道芸フェスで行われている「夜会」ですが、フェスによってその様相は、だいたい

3種に分類されます。


 ①オープニングに対するエンディング型


  恐らく大半の夜会はこれに当たるかと思います。
  その日の出演者が全員出てきて、ご挨拶兼てヒトネタ見せる・・・そんな感じです。
  パフォーマーさんが自由に動き回るパターンと、MCさんが一人づつ紹介するパターンが
 ありますが、MCがある方がより顕著にエンディング感が出ます。

  
 ②スペシャルショー


  エンディングではなく「スペシャル企画(夜の部)」みたいな感じです。
  その日の出演者を含め「有志」が、コラボ含め普段やらないようなショーを行います。
  上記①でも局所的に見られる場合もありますが、多くはアドリブ的であるのに対し、
 スペシャルショーは事前にキチンとショーとして構成され準備も演出もあります。

  おれが知ってる中では、清水みなとやふくやまはそんな感じじゃないかと思います。 


 ③打ち上げパーティー型


  時間が来ると出演者が一カ所に集まり、一定時間何やらワイワイやった後、そのまま
 すぅっとはけていくようなパターンです。


  上記①との違いは「挨拶(的なモノ)があるかないか」です。

  ケースとしてあまり知りませんが、何年か前に観た「さいたま新都心」は確かこんな
 感じでした。


  上記①②に比べてパフォーマーさんの動きがランダム過ぎて、一般客には
 「どこを見て良いかわからない」事からウケはイマイチですが、一部の大道芸ファンに
 とっては非常に嬉しい型です。

  理由は、パフォーマーさんとお客さんの距離がめちゃくちゃ近く、至近距離で写真を
 撮ったり、場合によってはお話とかできたりするからです。

  ただその時も安全面でどうかなーって思いましたので、最近はこのタイプでやってるトコ
 があるかどうかわかりません。


  つくばは、①に近い②に当たるかと思います。
  ステージの自由度が高く、観覧するにも演じる(そっちは想像ですがw)にもやりやすい
 環境な気がします。



(2)写真いろいろ


 ①夜会準備中の 沙羅璃 さんとマスコットキャラクターw



 ひっそりと・・しかし必ずどこかにいるマスコットキャラクター。



 ②やっぱデカい!せせらぎさん



 こないだの記事で「せせらぎさんあんましデカくない」って書きましたけど

訂正します。やっぱデカい!!

 HAROさんも相当デカイのに対比すると二回りくらいでかデカい!




 ③けん玉 伊藤佑介さん



 玉ちっちゃくて見えねぇー!




 ④肉体自慢をする3人



 芸人まことさん色白w



 ⑤火吹きをバックにソプラノの美声を聴かせるLuminousさん達



 ♪Amazing grace~・・・とか歌ってる後ろで、炎がボーン!!

  市民会館とかのソプラノコンサートでは、絶対観られないw  



 ⑥ユキンコアキラさんの切り絵。




 初めて見た!めちゃ上手い!


 おれ、ユキンコさんって、歌って踊れる楳図かずおくらいに思ってましたが

改めて腕は確かな芸術家さんなんだなーって思いました。

 ※すみません。冗談です。そんな事1回くらいしか思ってません



(3)短く感じた


  全般的な感想としては、今年の夜会は短く感じました。一緒に観覧したお友達も
 同意見でした。
  実際に時間を計測したいたわけではないので本当はどうなのかわかりませんが、
 体感的に短く感じたのは、やっぱ楽しかったからでしょうか。



(4)コラボ負け


  コラボになると「割を食う」パフォーマーさんが居ます。

  これをおれは「コラボ負け」と呼んでいますが、技術的な問題というよりも単純に
 ジャンル的な理由で、バックやサイドに回されやすい人達です。


  一例として、遠くからでも見えるアクロバットやジャグリングはメインに立ちやすく、
 手先中心のマジックやストーリー性のあるパントマイムを得意とする人は、見栄え的に
 コラボ負けしやすいです。
  音楽系もBGMとしては良いのですが、全体がごちゃごちゃしてる喧騒の中では
 良さを出しにくいです。


  夜会のコラボは、ほぼバトルロイヤル状態ですからコラボの勝ち負けがはっきり出やすい
 です。


  まぁここでアピールする必要を感じてないのかもしれませんが、好きなパフォーマーさんには
 できるだけ頑張っておいて欲しいところです。


  理由は、夜会で張り切ってないパフォーマーさんは、一般客から見て何となく
 「楽しくなさげ」見える
のです。それは初見のお客さんにはそのまま印象として残ります。


  大道芸の世界も上下関係とかキャリアとか色々しがらみがあるのかもしれませんが、
 夜会の時に後ろや脇の方で、ただ立ってるだけってのは非常に勿体ないです。


  夜会は翌日の客引きを兼ねている


  って、おれは思うのです。



7.まとめ


(1)客に自発的マナーを求めるのではなく誘導する


  毎年感心するのが、アートタウンつくばのお客さんのマナーの良さです。
  つくばの人達の性質の良さももちろんあるでしょうが、それ以上にスタッフの人がキチンと
 ルールをインフォメーションしてるからだと思います。


  大道芸ファンの人は「最前はなるべく座る」とか「長時間の場所取りしない」とかのマナーを

 当たり前のように思っていますが、一般の人はそんな事知りません。
  というか一般常識で言えば、路上に座り込む方がマナー違反ですw


  アートタウンつくばのパンフには観覧の際のお願いが記載されています。
  またスタッフさんが、積極的に敷物を配ったりして、最前で立ってるお客さんに自然に
 座ることを促しています。
  ファミリー層が多いのでお子さんを前に出してあげるよう促すと、子供たちは躊躇なく
 座ります。それにつられて大人も座ります。

  この辺りはアートタウンつくばのスタッフさんは上手です。  



(2)スタッフさんの評価は地元民の評価に通じる


  スタッフさんの中には、非常に親切な人がいます。
  アートタウンつくばのスタッフさんは、総じて親切です。

  スタンプラリーの時に台紙を押さえてくれたり、観覧の時に地面に敷く敷物(ダンボール)を
 持ってきてくれたり・・・。


  おれは思わず「つくばの人って親切だな」と呟いていました。


  大道芸のスタッフさんは、決して地元の人ばかりではありません。それを知ってるおれでも
 こんな感じです。他府県から来た一般のお客さんの多くは、スタッフさんは皆地元の人達だと
 思ってても不思議ではありません。


  昨年、おれはアートタウンつくば2016の記事の中で
 「スタッフさんは、進行と安全の確保に努めれば良い」
  てな事を書きましたが、これに一つ付け加えさせていただきます。


 「スタッフさんは、地元民の代表だと思って振る舞う」


  他府県からボランティアスタッフで来られてる方は「そんなの仕事ではない」とおっしゃる
 かもしれませんが、アートタウンつくばの主催は「つくば市」です。

  つくば市が何のために、まつりつくばを、アートタウンつくばをやっているのか考えれば
 自ずと答えは出るかと思います。


  大道芸が好きだという気持ちや経験を、つくば市の為に活かすことができる人が求められて
 いるんだろうなぁと思います。

  (現実論としては、まず労働力の確保が最も重要であるとは思いますがw)


  実は、おれも1回ボランティアスタッフをやってみたいと思っています。
  けっこー前から思ってはいたのですが、面白半分でやりたがるのもどうかなと思って、
 なかなか踏ん切りがつきませんでした。

  が、来年はどっかでスタッフさんを経験したいと思います。

  ちょっと恥ずかしいので、おれの事を誰も知らない場所でひっそりとやりたいと思います。



(3)人にやさしいアートタウンつくば


  アートタウンつくばのお勧めポイントを一言で言えば「人にやさしい」事だと思います。


  休憩所が設置されてたり、敷物くれたり、熱中症対策にお茶配ってたり、ゴミ箱の案内が
 パンフに書いてあったり・・・。


  アート(art/芸術)の目的は一様ではありませんが、芸術的な感覚は人類だけが持つモノ。
  出来る限り人にやさしくあって欲しいですね。


 

  てなところで、アートタウンつくば2017の記事は終了です。


  本日は3連休2日目。初日は雨でしたが今日はお天気も良いので奥さんと遊びに行ってきます。

  ほんではまた。