Zarchery's fanciful story -9ページ目

Zarchery's fanciful story

Zarcheryが考える物語。ただしストーリは気が向いた時に書き、予告なく変更される。たとえそれがすでに公開されている内容だとしても。そんな物語をはたして貴方は読む気になるだろうか?
                 - Since March, 2007 -

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Zarcheryのサイトから「ムコ多糖症」のバトンを受けてご自身のブログへ掲載してくださった皆様へ、下記の文章の訂正をお願いしたいので、ご一読下さい。





ムコ多糖症バトンを掲載して下さっている ブロガー様へ訂正のお願い。

以下バトン転載です。


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前回の記事内の以下の箇所の削除をお願い致します。



「5~6歳の子が厚生省にスーツ姿で出向いて自分達が生きる為に必死に頭をさげてたりしています。」




”5~6歳の子が厚生省にスーツ姿で出向いて・・・”とありますが、彼らは既に成人であるということです。
この症状のひとつとして、身長が伸びないことが挙げられます。そのような方達に「5~6歳の子が…」という表現が、どれだけの患者さんや、ご家族の方の心中を傷つけてしまい、精神的苦痛を与えていたか・・・。内容を確認しないまま載せてしまいました。深くお詫び申し上げます。

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きょうフェルナンデスは、自身も実験されたみたい…

*このエントリは、ブログペット の「フェルナンデス 」が書きました。





-あとがき-


これ・・・うけました。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

妄想癖があるようです。。。。 なんて。( ̄▽ ̄)=3



先日、とある外国の方とお話をしました。現在日本語勉強中だそうです。ところが・・・

彼は喫茶店で女性が座っている隣が空いていたので座りたかったのですが彼女の荷物が置いてあったので一言、許可をとろうとしたのです。「座ってもいいですか?」と。しかしながら・・・

「サワッテモ、イイデスカ?」ってなっちゃったそうです。  「触って」? :*:・( ̄∀ ̄)・:*:

容易に想像できると思いますが、彼に話しかけられた日本人らしき女性は驚いて不快な顔をしたそうです。文字だけで見ると、かなりオシイんですがね。。。たった1字しか違わないのに。。。

「スワッテ」と「サワッテ」。 彼はめっきり落ち込んでいました。だからZarcheryのドジ話をして差し上げました☆


Zarcheryなんて、ある時、それまでロングヘアーのイギリス人がパッサリと短い髪型に変身して登場したときに「髪の毛切ったの?」と聞いたら「そうなんだよ。どう?」と言われ・・・“貴方のその髪型好きだよ”と言おうとして

「I like you」って言っちゃいましたから。。。 えー? You??? 「your hair...」って言おうとしたら、なぜか「you」って言っちゃって「you」って言ったら「hair」が言えなくなったんです。。。。

ま、言った後の「No, no, well...」と言いながらアタフタしているZarcheryをみて、彼は全て理解していましたがね。

そして、ニコニコ笑いながら「Ha ha ha, Yeah, I like you too.」と返されました。( ̄ー ̄;



                                      2007.9.13  By:Zarchery

ヒロアキはしばらく事務所の自分の椅子に持たれかかって考えていたが、一度天井を見上げた後、三階に戻った。相葉はソファーにはいなかった。いつの間にか寝室に移動したようだ。扉の向こうからイビキの音が小さく響いている。寝室のドアを開けるとイビキのボリュームが上がった。ヒロアキは室内の様子を見て「ふっ」と小さく笑った。相葉はベットにうつ伏せで大の字になっていた。ヒロアキはドアを閉めながら、自分の気の向くままになつき、気の向くままに、そっぽを向く。相葉はそんな猫みたいなヤツだと思った。「飼ってやってもいいぞ」そういいながら小さく笑ってキッチンの冷蔵庫へ向かい、缶ビールを取り出して再び窓辺に向かった。カーテン越しに外を覗いた後、再び2階の事務所へ向かった。椅子に座り、缶ビールを開ける。ヒールを開けるときにカシャッという音、飲むときにノドがなるゴクゴクッとう音が部屋を包む。

「一体、何なんだ? 山下、4、JG、ちいろ・・・そしてこの住所」大きくため息をつく。時計に目を向ける。深夜1時を回っていた。事務所の電話にゆっくり手を伸ばす。そして電話をかけてみる。受話器の向こうから聞こえるのは女性の声だった。「おかけになった電話番号は現在使われておりません」

ヒロアキは静かに受話器を置き「だよな」と小さくため息をついた。

ビールを手に取り椅子を回転させて窓の外をのぞく。そこには先ほどと変わらず黒い車が止まっていた。

「ビールがうまいね~」ヒロアキは自分自身にあきれていた。

「一体どこに行ったんだ? 山下は・・・」再び椅子を回転させて机と向き合う。机の上にある折りたたみタイプの携帯をなんとなく広げてみる。画面から放出される光が電気をつけていない薄暗い事務所にわずかな光を与えていた。そして「4」を4回押し、しばらくみつめた。

「三角形?山形?」住所のメモを見る。

 [ 山形県阿下佃輪城・・・ アシタデンワシロ ]

「“ア”は”下”?・・・ ボタンの4の位置は“あ”の下。デンはジョウ?”で”は数字の4、”ん”は数字の0、ジョウは数字の10を意味する? で? 全然わかんねーな」と携帯を閉じた。

「意味なんてないのか?最初から?」両手を頭に置いて天井を見上げる。

「意味なんてない・・・」

机の上のメモを、もう一度見る。ヒロアキは心の中で思った。『答えはそこかよ』そして小さく微笑んだ。

「少しは寝るか」



-あとがき-

一部修正をかけたため、修正後の更新日に変更しました。


blog

こんにちは、Zarcheryです。さきほど、LeonさんのBlog を見ました。

そこに、下記の「ムコ多糖症」が載っていました。

Zarcheryのサイトに来る人は少ないし、大したことは出来ないけれど、何にもしないのは無かったことと同じだから、掲載することにしました。よろしければ、読んでみてください。




↓ from here

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


ムコ多糖症

この病気は、人間の中でも小さい子達に見られる病気です。

しかし、この《ムコ多糖症》と言う病気はあまり世間で知られていない

                         (日本では300人位発病)。

つまり社会的認知度が低い為に、

今厚生省やその他製薬会社が様々な理由を付けて

もっとも安全な投薬治療をする為の薬の許可をだしてくれません。


《ムコ多糖症》は日々病状が悪くなる病気で、

発祥すると殆どの人が10~15歳で亡くなります。

8月7日「SCHOOL OF LOCK」というラジオ番組で

湘南乃風の若旦那が語ってから私達に出来ることを考えました。

それで思いついたのがこのバトンという方法です。

この子達を救う為に私達ができる事は、

この病気を多くの社会人に知ってもらって

早く薬が許可されるよう努力する事だと思います。

みなさん協力お願いします。

[ムコ多糖症]
ムコ多糖を分解する酵素が先天的に欠損している為、

体内に蓄積することで様々な異常が引き起こされる病気。

多くの場合、身体や精神の発達遅滞、骨の変形、水頭症なども伴う。

重症の場合は成人前に死亡する。

今のところ有効な治療法が無いので、

骨髄移植や遺伝子治療の臨床成果が待たれる病気の1つである。

 ←リンクしてます。

 http://www.muconet.jp/

★この本文を 日記に貼り付けてください。

※善意有るブロガーさん達が何か力になれば・・・と

バトンを手渡ししてます、

お時間のある方は御願いします。
家庭や職場でも話題に上げて頂けると更に広がって行くと思いますm(_ _)m
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

10月6日、史上最大の「ムコ多糖症支援チャリティーライブ」が開催されます
この秋、ムコ多糖症の歴史に新たな伝説の1ページが刻まれます。
10月6日、所はあの「横浜アリーナ」で、

ムコ多糖症支援のための一大チャリティーライブが開催されます。

このライブは、「湘南乃風」の若旦那さんを中心とする

「てるてるいのち実行委員会」が主催され、

ムコネットも企画段階より、微力ながら協力させていただいております。
イベントの概要は、以下のとおりです。

てるてるいのち2007 第一章 『一億3千万分の300=0ですか?

* 日時:2007年10月6日 15:00~
* 場所:横浜アリーナ
* 出演:絢香
   ORANGE RANGE
   湘南乃風
   DJ OZMA
(50音順 敬称略)



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

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Thank you for reading....


※これは物語ではありません。そしてZarcheryが書きました。


なんと、今日、Zarcheryのペット“フェルナンデス”(Fernandez)君が手紙を残して出かけているのを初めてみましたぁ!! 嬉しい驚きです! (^o^)

なので・・・いつもの物語ではないのですがちょっと「番外編」で書かせていただきます。


mail












こんな手紙を残して出かけているのでビックリしました。

で、ZarcheryもJoshのところに行ってみると・・・



Josh2













ね!ビックリでしょう?

楽しそうに会話しているじゃないって思いました。

ところが・・・



josh1













あははは・・・ (^o^;) どうでしょう、この会話。。。

フェルナンデス、もう少し優しい言葉を・・・・と思ったり。(-_-;)


でもね、もっとビックリしたのは・・・



love












愛を語り合ってるんですけど・・・フェルナンデス男の子(オス)です。

そしてJosh男の子だと思うんですが・・・。これは友情ですよね?たぶん。。。(^o^;)

ま、FernandezJosh仲良しで何よりですはーと          By:Zarchery




フェルナンデスがZarcheryはZarcheryは記憶とか想像された。
だけど、Zarcheryのオン成長したかもー。

*このエントリは、ブログペット の「フェルナンデス 」が書きました。





- あとがき -


Zarchery、Zarcheryって連呼されても。。。と言う感じですね。(^o^;)

でもね、ブログペットにログインすると↓こんな感じで温かく迎えてくれます。


fernandez








どうです?可愛いですか?

ちなみにお友達のペットではLeon's Petの“Josh”がZarcheryを歓迎してくれます♪


Josh




Thank you, Joshhhh!




ところで・・・

全然関係ないんですが、最近アメブロ、エラーばっかりでブログ書くもの一苦労な感じなのはZarcheryだけでしょうか?ちょっとイライラします。。。。



                                     By:Zarchery      2007.08.30

「驚かないの?」BCは坂田に聞いたが、彼はその質問に答えず、

「どんな名前がいいでしょうかね?」

「え?」BCは顔をこわばらせた。

「ココちゃん。どうでしょうか?」

「はぁ?何がですか?」

「名前ですよ、お嬢様の」

「なぜココちゃんなのですか?」BCは坂田の突拍子もない発言に驚いて、自分の質問がどこかへ飛んでしまった。

「気に入りませんか?では、チーちゃん」

「何から関連づけてそうおっしゃっているのですか?」BCは、どうせ答えはないだろうと思いながら、あきれ返って聞いた。坂田はすでに手を頬から外していた。そして優しく微笑みながら

「心という字から“ココちゃん”、知るという字から“チーちゃん”」

BCは予想していない答えに少し驚いた。でもなぜだか嬉しかった。名前があるというのが嬉しかった。しばらく微笑みながら下を向いていたがやがて顔を上げて笑顔で言った。

「普通、知ると言う字から連想するなら“シーちゃん”じゃない?」

「シーは音が悪いでしょう?」

坂田は“B”や”C”と同じ音を外したかったのだろう。そこから坂田の温かさを感じ取れる気がした。

「他にはないの?」

「うーん、今のところ即答できるのはその程度ですね。ご不満ですか? うーん、それならば一晩・・・」坂田がそう言いかけると、「待てない」とBCが体を前に乗り出して言った。

「え?」

「でもココちゃんはイマイチだと思う。チーちゃんが良いわ」

坂田は優しく微笑んでBCを見つめていた。いや、チェックしていた。BCの上半身全てを。BCの方は、坂田のその様子に気づかず、ただ嬉しそうに小さな声で新しい名前“チーちゃん”を何度か連呼していた。やがて、思い出したように姿勢を正して、坂田に同じ質問をした。

「では、先ほどの質問の答えをください。なぜ驚かないのですか?」

「昔からあります。そう、いつの時代にもあるものですから」

「というと?」

「たとば731部隊」

「731?」

「私も詳しくは知りませんが、日中戦争から太平洋戦争中に旧日本軍のBC戦の研究機関の下部組織だったと聞いています」

「BC戦?」

「貴方が言った Biological and Chemical weapons、そう生物化学兵器。人間に脳がある限りそいうことが起こりうる。でも・・・」そこで坂田は言葉を止めた。

「でも?」

「他にもあるでしょう?」

「他にも?」

「そう、例えばBritish Columbia(カナダ南西部の州)とか。これもBCですよ」

BCはくだらないと思うと同時に、坂田もそんなことを思ってもないくせに、という思いを込めてわざと呆れた顔をして見せた。

「それから・・・」

「それから?」

坂田はBCを見つめていた。二人の間に沈黙が流れたが、BCは坂田の言葉を待った。

「Blue cell」

「青い・・・細胞?」

「そして・・・」

「そして?」


きょうフェルナンデスは、投稿を洗濯した。

*このエントリは、ブログペット の「フェルナンデス 」が書きました。




- あとがき -


フェルナンデス・・・「投稿を洗濯した」って洗っちゃうの?うーん、この子は成長しているのかしら?でもね、ブログペットにログインすると「Zarchery!」「Zarcheryだいすき」とか言ってくれたりします。ま、しばらくすると「物凄い自分」とか「イビキ!」「意味!」と壊れだすけどね。。。。

ブログを書いたんだけど・・・何がどうなったのか一気に消えうせ、サラになった。一瞬にしてやる気が消えちゃいました。というか、同じことを書けない。


ということで昔話をしてみようかと・・・。


数年前にアメリカのテネシー州から来た知り合いのザック。彼は彼の奥さんと日本に来て2日目にZarcheryに会いました。ザックは日本語を全く話せません。さらにZarcheryは今以上に英語のスキルが低く、二人の会話はほぼZarcheryの幼稚園の子どもが書くような絵と、ジェスチャーと片言の英語です。


スポーツの話になり、ZarcheryがF1が好きだというと、ザックは非常に驚いて「アメリカではインディが人気だけど、日本の女の子はみんなF1が好きなのか?」と言いました。Zarcheryイコール日本の全ての女の子という発想になっているので「普通の女の子は違うよ」と言ったら「君は(Zarcheryは)普通じゃないの?」と言われましたね。。。

Zarcheryが英語を嫌いにならずにすんだのは、彼のおかげだと思う。ザックにとって、日本はまだ来たばかりで新鮮で、いろんなことに興味を持っていたからZarcheryのボロボロで、超スローな英語でもちゃんと耳を傾けて聞いてくれました。いい人です。


でも、そんな超低レベルのZarcheryに「Zarcheryは何で飛行機が嫌いなの?」と質問を投げかけてきました。。。「仕事で九州に出張へ行った帰りの飛行機でね・・・・」とツラツラ説明したいとする。でも、これって日本語なら簡単に説明できるのに英語だとむりがあるんですよね、Zarcheryの英語スキルでは。だけど、ザックはじっと待っているんです。

『通じないよな...』と思いながらできる限りの説明をはじめました。そして途中、「エンジンが爆発した」というセリフを言うのにZarchery、何って言ったと思います??

「エンジン ボンッ!」ですよ。(^o^;) 可笑しすぎでしょう?

でもね、ザックはピクリとも笑わずに「それで?」と言わんばかりにうなずいて見せたのです。で、まあ説明するのにザックと協力しながら?Zarcheryの体験を語ったら「だから君は飛行機が嫌いなんだね」といってくれた時、このヘンチクリンなZarcheryの英語が通じた?と思って嬉しくなりました。(←いいえ、実際にはザックが頑張って想像力で補ってくれました)

そう、本当は錯覚ですよね。でも、なんかその時から私、英語できないけど好きかも、と思ったんですよね。


それにしても「エンジン ボンッ!」、よく通じたと思いません?ザックに感謝です。


                                     By:Zarchery      2007.08.15

本来、ヒロアキがくつろいでいる場所であるソファーからは、大音響で音楽が奏でられている。相葉のイビキだ。今夜はここで一夜を明かすだろうと容易に想像できる。もちろん、ここはリビングなので、一人、寝室に移動して扉を閉めれば相葉が奏でる音楽を聴かなくても済む。だが、今夜は彼のイビキを聞いているのが苦痛ではなかった。それが慣れなのか、今日がそういう気分なのか、恐らく後者だろうと思いながら、ビールを片手に窓辺にもたれ深夜の空を眺めていた。そして知色の言葉を思い出していた。『不幸の産物は不幸でしかない』あの時、彼女の目には涙が見えた。こぼれるほどではなかったが、明らかに潤んでいた。山下の私物から見つけたバー“4”の4つのマッチ。店の名前が“4”。それにどんな意味があるのだろう。それとも全く意味がないのだろうか。ただ、分かっている事は1つ、明日の朝、電話しろと言う知色からのメモ。テーブルに置かれている知色からもらったメモ用紙を手にとって見る。

[ 山形県阿下佃輪城△△-××-▲▲クローバー○○○ ]

「アシタデンワシロ(阿下佃輪城)、って? もう少しさ、普通に教えてくれよ。そんなひねり・・・そんなひねりが必要だった?」

ヒロアキはカーテン越しにそっと窓の外をうかがった。1台の黒塗りの車が目に入った。何か嫌な予感がした。そっとその場を離れ、ビールをテーブルの上に置き2階の事務所に向かった。自分のデスクの上に置いてあったカメラを手にして再び窓越しに車を探す。そして写真を撮る。

「まさかね・・・」そういいながら自分のデスクの椅子に腰をかけた。彼女も誰かに狙われているのか?だから自分にストレートに伝えることができなかった。そうだとすると、かたときも気を緩めない状況下にいる彼女と接点を持っている自分は当然、危険な状況にいる。再び彼女の言葉を思い出した。『不幸の産物は不幸でしかない』

「もっとひねってるのか?」


      ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・

クラッシクの音楽が車内に心地よく流れている。男はサングラスを外さずに、探偵事務所の建物を眺めていた。携帯電話がなり、ボタンを押て耳にあてる。

「はい」

「ええ、あの住所の意味はどうやら“明日電話しろ”だそうです」

「番号は恐らく、その後ろに書いてある数字でしょう。“クローバー”を数字の4に変えるだけの単純なものかと」

「そうでしたか、もうすでに・・・。申し訳ありませんでした」

「え?なぜ明日なのか?な、なんでしょうか・・・明日でないと困る理由があるということですよね?」

「はい、すみません。もう少し見張ります」

男は別のボタンを押して電話を切った。携帯をしばらく眺めてみる。そして△△-××-▲▲4ー○○○ と番号を押してみた。受話器の向こうから女性の声が聞こえる。

「おかけになった電話番号は現在使われておりません」


何の躊躇もなく、自分の名前を知らないと話す彼女に、坂田は一瞬言葉を失ったが、脳内を光が一周すると、一言こういった。

「私以外の人達は、貴方を何と呼んでいるのですか?」

「貴方と一緒よ」BCの顔から笑顔は消えていた。

「お嬢様?」

「そう」坂田の顔を見ず、視線を下に落としたままで答えた。両手を前にだし手のひらを合わせながら考えた。言うべきか、言わないべきか。そんなBCを坂田はしばらく見続けていた。

「待ってるの?」ようやく口を開いたが目は相変わらず机を見つめていた。

「何をですか」坂田はずっと彼女の瞳に焦点をあわせている。

「BC」小さな声でポツンとそう言った。

「ビーシー?」坂田が少し顔を動かしながらたずねた。

「アルファベットのBとC」

「紀元前?」コーヒーを口元に持っていき、一口飲んだ。

「違うと思う」

「そう呼ばれたい?」机の下にあるカバンを取りながら答えた。

「そう呼んでいるの」

「誰が?」カバンから本を取り出して下に置いた。

「皆・・・貴方を除いた皆。さっきから、私の話をいい加減に聞いているのはなぜ?」

「坂田と呼んでくれてかまいません」そういって優しく微笑んでさらに言葉を続けた。「今回は・・・この部屋のカメラは映像のみしかとらえておりません。音声は一切拾えません。それに貴方が今、座っている位置でお話を続けるのであれば、口元を拾われる心配はありません。必要であれば、私はこうして片手を頬に当てるふりをして口元をかくすことができます」坂田は、カメラから自分の口元が隠れるように手のひらで頬を軽く触っていた。BCは坂田の目を見つめていた。カメラを確認したかったが、それをすれば坂田が言っていることが本当だった場合に自分の行動は明らかに不自然に映るだろうと思い、やめた。それに、坂田が言っていることが本当ならば、先ほどから話をするたびにコーヒーを飲んだり、カバンを取ったりと落ち着かない行動をとっていた説明もつく。

そのうち、坂田が2冊の本を広げた。一つは数学関連の専門書で、もう一つは地球誕生に関わる専門書だった。ジェスチャーで人差し指を両方の本の上を行ったり来たりさせて、どちらをやるか?とBCにたずねているのが分かる。

「信じていいの?」と言いながら地球誕生に関わる専門書を指差した。

「貴方が決めることで私が決めることではありません。自分の目で見て、ご自身で」そう言って地球誕生の本を開いてBCの方へ向けた。BCは本に目を向けたがしばらくして顔を上げ、坂田の目を見ながら「Biological and Chemical weapons」と言った。

「生物化学兵器」彼は視線を本から移動させずに、頬に手を当てたままで、そう答えた。