《6月のピリ辛グルメ探訪●のっけ家編》
前回は、唐辛子系を中心に食べ歩いたが、和食代表ならば、やっぱし、
“わさび”
は欠かせない。
わさびと良く合う食材と云えば、やっぱし、
“マグロ”
が真っ先に挙げるべきであろう。
ってなワケで、ランチタイムに訪れたのは、
紺屋町のマグロ丼専門店
『のっけ家』

久々に暖簾をくぐると、静岡市店限定メニューで、わさび丼がリリースされていたので、強く興味を惹く。

早速、看板の
『まぐろわさび丼¥1100』
を味わう。

脂の乗った鮪の赤身におろしたての山葵が痛烈に吹き抜けてゆく刺激は、静岡ならではの快感と云えよう。

唐辛子とはまた異なるベクトルの勢いが悶絶を呼び、食欲を煽る。
タレには刻んだ茎ワサビが忍ばせており、マグロのトロける旨味から小刻みに突いてくる辛味の鋭さは、痛快にすら感じた。
また、
『ねぎトロ版¥950』
も存在しおり、スルーできず、後日、再訪し、オーダー。

ねぎトロ独特のシットリと馴染む口当たりがマイルドに甘く拡がる度に、対極に身構えるワサビの尖った強襲が冴え渡り、貫通する悶絶に心地良く酔いしれた。

ワサビ系以外では、期間限定で店側が推す
『本鮪の煮付定食¥1500』
が魅力的に惹かれ、オーダー。

天然本鮪の尾肉を甘辛く煮込んだ1品で、勿論、マグロの赤身も付くお得な定食である。

でも、ワサビ攻勢に体質が馴染んできた傾向なのか、
刺身には本ワサビを、

煮付には七味を、

タップシ施し、食さないと刺激が寂しいと乞う人間と化してしまったから恐ろしい。
後でコンビニに寄ってアイスカジッて、舌を調整する必要性を感じた6月の昼下がりなのであった。
では、最後に短歌を一首
『尖りなお 痺れ酔いしれ 舌ぞ飛ぶ 紅を乞う トロの集いや』
by全竜