《春の海鮮グルメ探訪●海老の巻》
前回は、『大阪王将』にて、中華の世界でラーメン等で満喫したが、和食で嗜むとしたら、やっぱし、蕎麦であろう。
ってなワケで、今回は、
《蕎麦編》
と銘打って、食レポしてみたい。
先ずは、トップバッターに相応しい立ち食い蕎麦チェーンの代表格
『ゆで太郎』
から夜勤明けに立ち寄り、威勢良く幕開き。
ちょうど良いタイミングで、春のイベント
《大海老天祭》
を開催中なので、朝からテンションが高まる。

この日は、暖かい晴天に恵まれたので、
『冷し海老天ぶっかけ蕎麦¥960』
をオーダー。
せっかくなので、サイドめしは、好物の
『ミニ焼鯖炙りたらこご飯¥460』
を携え、海鮮コンビで欲張りなまでに味わう。

海老天は2尾有り、別皿で登場。
両者とも大きく立派な貫禄で惚れ惚れする勇姿だ。
蕎麦の両サイドに配置すると、カーブが美しく麺を囲む。

蕎麦を海老天であつらえたカッコで閉じる。
まさに文学的和食の世界と云えよう。

筆代わりに箸で旨味を描けば、海老の肉質が鮮やかに弾む。
すかさず、絡む蕎麦の喉越しが愛しく追い掛けてゆく。
迎えるタラコの塩っ気が、テンポ良く溶けて舌をクスグる。

蕎麦における華形は、改めて海老天であると実感した。
続いて昼は、天丼専門チェーンの実力者
『天や』
へランチ訪問。
春季限定蕎麦として、華々しくデビューしたのが、
『桜海老のかき揚げ蕎麦¥1090』
である。

春漁が解禁されたばかりの駿河湾の宝石を贅沢にかき揚げに仕上げた完成度は、潤しく分厚く、芳ばしく崩れゆく造形美が何とも儚い。

とろろと混ぜ合わせながら、啜り上げ、後引く余韻に春の和の骨頂をしみじみ感じた。

最後に仕事帰りの夕食に、やはり、東海地区を代表する名所
『スマル亭』
で、〆括る。
待望の新作蕎麦は、パワフルな新鋭
『ホルつけ蕎麦¥600』
を発表。

せっかくなので、桜海老バラ揚げ天トッピング¥670で華麗にスケールアップし、存分に向かい合う。

主役の蕎麦より、桜海老のトッピングの方が勘定が上回るなんて、不思議だが、直ぐに納得するのは、静岡ならではの逆転現象である。
つけ汁に浸かる牛ホルモンの柔らかな甘味と、サクサクッと盛り上げる桜海老のコンビネーションは、リズミカルに炸裂し、食欲を煽り立てた。

もう完全に散って久しい桜だが、駿河湾の春は、此れから咲き誇る勢いを五臓六腑に受け止める。
そんな感慨深い春の呑気な1日なのであった。
では、最後に短歌を一首
『春眠の 明ける蕎麦から 桜咲く 紅でとじゆく 駿河の括弧』
by全竜