シネマ#17 


 『裸の銃を持つ男』


 in TSUTAYA 


 監督/アキバ・シェイファー 


 出演/リーアム・ニーソン●パメラ・アンダーソン●ポール・ウォルター・ハウザー●ライザ・コーシーetc 


 2025年●アメリカ






 採点/10点 


 2026年は、正月早々、劇場にて
『有吉の壁』や『新解釈・幕末伝』を観て、テレビ、映画問わず、日本のお笑いに幻滅したが、ほな、喜劇映画の本場、天下のハリウッドはどうだろうと思い、夜勤明け帰りにTSUTAYAへ寄ると、飛び込んてきたのが、今作である。

かつて、レスリー・ニールセン主演で抱腹絶倒の大暴れを発揮した人気ドタバタポリスアクションコメディシリーズが、まさかの復活を遂げたからだ。

しかも、よりによって、主役のドレビン警部の2代目を襲名したのが、何を血迷ったのか、かの“漢の中の漢”リーアム・ニーソンだから、ブッ飛んだキャスティングに唖然とするしかない。

タイトルだけ誤魔化したバッタモンかと思いきや、正式に彼は、ドレビン2世として、大活躍と云うか、大迷惑を犯しまくっているワケやから、いよいよ世も末やと感ずる。


驚愕のセンスに去年、話題になったハズやのに、一切、静かだったのは、なぜやろ?と不思議な気持ちで鑑賞したが、、、其のままスルーすりゃ〜良かったと素直に思った。

落語が有る分、日本の笑いの方が未だマシなのかもしれない。

・・・マシなのか?

世界を牛耳る最先端テクノロジー大企業の総帥が、新開発した秘密兵器で人々をコントロールし、征服しようと企む恐怖の野望をくい止めるべく、我らがドレビンJrが、よせばイイのに、頭をツッコんで、引っ掻き回しているから、無事に解決できるワケが無い

敵の切り札は、通信システムを駆使して、全世界のユーザーの脳波を狂わせ、大喧嘩させ、全滅させようとする恐ろしい陰謀なのだが、其んなマッドな計画は、遥か前に、イギリスの『キングスマン』で真っ正面から散々やっているため、今更パロディにもなっておらず、むしろ、悪化させているため、みるみるドン引きの一途だった。

先代は、伝説のプレイメイト女王アンナ・ニコル・スミスがダイナマイト級の相棒を務めた大暴走コンビを踏襲し、ジュニアも、レジェンドクイーン●パメラ・アンダーソンとコンビを結成。

下ネタ、暴力、差別ネタ、怖い物なしのオンパレード、くだらない。

ホント、くだらない。

コンプライアンス度外視で、御構い無しに進む構成は、そりゃ、去年、誰も相手にせえへんわと、納得する。

前シリーズで同じく活躍、と云うか、お騒がせした部下ОJシンプソンも特別出演しているものの、未だ曰く付きの人物なので、さすがに割愛されていたのが、唯一、面白かった。

其れぐらいの酷い代物を、割とリーアム・ニーソンがノリノリで演じていたのは、笑いを通り越して、恐怖を感じる。

シリーズ化とか考えて無い事を祈る。




日本で例えるならば、90年代に、石原軍団が健在だった頃、バラエティ特番で、泣く子も黙る大門団長・渡哲也御大が、田中邦衛のモノマネを披露し、北の国からのパロディコントをやらかした惨劇を問答無用に思い出させた。

あの時も、大門部長は、かなり自信満々で、総固まりに陥る破壊力を発していた悲劇と重なってしまう。

軍団は、誰か止めなかったのだろうか?

まぁ、晩年に島田紳助が、ドヤ顔で、古畑任三郎のパロディ《古畑紳三郎》を演じ、地上波から大氷河期をもたらした暴挙よりは、未だマシなのかもしれない。

ただいま、イチバンのテッペンである大旦那トランプがやりたい放題の大暴走の真っ只中なので、世界は何もかも狂っている現状を、寒々しく実感する2月の休日なのであった。


では、最後に短歌を一首


『膨らめば 弾丸(タマ)噛み直せ 怒髪天 現金(ナマ)でお代わり 丸焦げのトラ』
by全竜



これには気を付けて

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する