気付けば、8月ももう終わり。。。
最終章は、夏の終幕にちなんで、海の幸をメインに食レポを飾りたい。
ってなワケで、今回は、
『夏の最後の海鮮めし探訪』
と銘打って食べ泳ぎ渡ってみよう。
先ず、海鮮グルメの華形と云えば、やっぱし、天丼やろと、トップバッターに向かったのは、天丼専門チェーンの代表格
『天や』
仕事帰りに欲したのは、夏の名物
『たれづけ大江戸天丼¥1050』
である。

大きな1本穴子を主軸に、大イカ、海老、広島菜が丼狭しとひしめき合う。

中でも、四番の穴子天が1本豪快にドブ漬けされた濃厚な天ダレのショッパさが、疲れた身体に、染み渡り、箸を持つ手に拍車が掛かった。

続いては、天丼のライバル役に当たるカツ丼チェーンの雄
『松のや』
へ来訪。
満を持して繰り出された秘密兵器こそ、
『サーモンいくら丼¥1190』
である。

メンバーは、炙りサーモン、いくら、卵焼き、バラ海苔と、
オーソドックスな海鮮丼だが、揚げもん定食チェーンの大御所としてのプライドが疼いたのか、はたまた血迷ったのか、サーモンフライもドカンと投入。

稀有な鮭親子丼としても変貌したポジションに出で立ち、貫禄は独特のオーラを放つ。

海鮮丼で、サーモンの衣から米飯へと浸透するタルタルソースの存在感が、斬新な美味さを誘い、実に面白い完成度と云えよう。
そして、〆括りとして辿り着いたのは、定食チェーンの巨頭
『やよい軒』
である。
元々、魚料理に定評が高い腕をフルスイングで発揮した夏の魚定食の新鋭こそ、
『鯖まぶし定食¥1190』
だ。
せっかくなので、貝汁変更¥190を施し、海鮮尽くしにして向き合う。

今や、高嶺の華の別格にまで登り詰めてしまった《鰻重》
を、鯖が主役に抜擢されて、仕上げるアイデアの奇抜さに勝因が光る。
先ず最初は、其のまま味わう。

脂の大いに乗った柔らかい身体にタレが実に良く合い、一体感に唸る。
次に、卵黄を割り、濃密に馴染ませ、実食。

卵のコクが全体の味わいの乗りを一層、引き立て、飛躍してゆく。
いよいよ最後は、ダシをタップシ掛けて、鯖茶漬けにしてサラサラとゴール。

サービスアイテムとして、普段、何気なく活用しているダシ汁スポットが、大活躍を遂げるとは、想像だにしなかった。

今年の夏も何にもしない夏だったなぁと、積もる虚無感を崩す勢いで、リズミカルにかき込む8月最後のひと時なのであった。
では最後に短歌を一首
『ギラつけば 温く弾けて シャボン玉 茶漬けも遠く 夏ぞ横切る』
by全竜