《夏の海鮮グルメ探訪●麺の章》
前回は、ジョリーパスタを訪問したので、後編は、パスタ以外で、食レポをズルズル綴ってみたい。
先ずは、蕎麦からピックアップしたくなり、馳せ参じたのは、天ぷら専門チェーンの先駆者
『天や』

セットの脇役として活躍してきた名バイプレーヤー
《冷やしそば》
が満を持して、ピンとして、舞台に上がる事になり、一段と力を入れて、此の夏に登場したのが、
『ハモとつるむらさきの冷やしそば¥980』
だ。

具材は、海老、ハモと生姜のつまみ揚げ、旬の山菜・つるむらさきと個性的なメンバーが辣腕を奮って集結して、主役の座を力強く確立している。

其の確固たる原動力は、ハイクオリティな逸材のハモを活用したつまみ揚げの存在感に尽きるだろう。
引き締まった肉質に旨味が凝縮しており、千両役者・海老を凌駕する力量を蕎麦との絡みに、カラッと発揮している。
続いては、中華で堪能したくなり、訪れたのは、関西・中華チェーンの大御所
『餃子の王将』
そばは、そばでも、焼きそばで注目の新作こそ、
『海鮮あんかけ焼きそば¥780』
である。

豊富な魚介類が具材にも出汁にも大活躍。
自慢の特製餡と焦がし麺との絡み合いに深みを与え、食べ応えのランクを更にアップさせている。

トロトロ餡よりも熱く、頼もしい一皿と云えよう。
最後は、うどんで、たくましく〆括りたくなり、辿り着いたのは、讃岐うどんチェーンの大家
『丸亀製麺』
今夏の一大イベントとして、堂々たる新登場を遂げたのが、
《冷やし旨塩うどん》
である。
塩ダシうどんは、かなり珍しく、興味を大きく惹いていたので、せっかくやからと、格上の
『海鮮旨塩うどん¥920』
をオーダー。

ならばと、サイドも海鮮括りで固めたくなってしまった。
天ぷらからは、
黄金カレイ天¥180
海老天¥190
ちくわ天¥160
を、
ご飯モノでは、
鮭おむすび¥160
明太子おむすび¥160
をチョイスし、
かなり欲張り過ぎたボリューム満点の布陣と化す。

冷した塩ダシスープに、干し海老の旨味が、凛々しく効いており、トッピングの海鮮天ぷら陣の衣に深く染み渡り、うどんの喉越しを更に太く援護射撃し、食欲を悩ましく撃ち抜く。

途中から、新・無料トッピングの一員に加入した、ワカメや辣油を投入すると、旨味の層が厚くなり、変貌が最後まで楽しめて、実に宜しい。
ゴールは、新たな丸亀名物
《うどーなつ》
で、甘く〆ゆく。
せっかくなので、夏の新鋭
『アサイーベリー味¥390』
をモチモチと御機嫌に頬張る。

弾力に爽やかな甘酸っぱさが追い掛け、持ち前の健康的な完成度で、無事に着地。欲張り過ぎた罪悪感を、優しく跳ね除けてくれた。

とても美味しいのに、カロリーゼロやと、勝手に悟り、店を後にする。
そんな呑気な8月の昼下りなのであった。
では、最後に短歌を一首
『夕立ちや 気怠く悟る 偏頭痛 傘も差さずに 歩道橋の中』
by全竜