《6月の冷やしラーメン探訪》 


 先ずは、京都ラーメンの代表格 

『ラーメン魁力屋・富士支店』 

にて、気品高く幕開き。 


 御目当ての限定ラーメンは、暑くなってきた季節に相応しく 

『冷やし醤油らーめん¥790』 

が登場。

 冷やしと云えども、冷やし中華ではなく、冷やしラーメンってぇのがポイントであり、キンキンに冷えた醤油スープが並々と入っているのが大きな特徴である。

甘めの魚介のダシのコク深い旨味を涼し気に感じながら、喉越し豊かな細ちぢれ麺を啜る心地良さに暫し癒やされた。  


続いては、清水区へ。静岡ラーメンの栄えある実力者『麺屋ARIGA』の御出ましとなる。



土日限定の貴重な1杯は、『冷しトマトラーメン¥1100』




お店の十八番であるトマトラーメンを大胆に冷しラーメンにアレンジした手法は、細麺の喉越しとトマトの旨味との相性が冴え渡る傑作に仕上がっている。  




冷製パスタにも通ずる夏の麺の決定版とも云えよう。


そして、最後は、今、清水で特にお気に入りの人気店

『麺屋なみま』でフィナーレ。




〆括りに似合う夏季限定ラーメンこそ、

『冷しレモン塩はまぐりラーメン¥1100』

である。




得意分野のハマグリのダシを遺憾無く冷しラーメンに注入した渾身の1杯は、レモンの爽やかなテイストに、貝類ならではの深いコクを加えた傑作に昇華し、啜ると、一気に魅了されてしまった。




此の魅力は、白飯よりも、麺で追い掛けたくなり、

『貝油の和え玉¥250』

を追加注文。




細麺と専用ダレをかき混ぜた後、残った冷製スープにくぐらせ、つけ麺にして堪能する。




貝油が潤滑油の役割を果たし、喉越しとスープの爽快感が倍増し、見事なゴールを飾った。




各々のお店の工夫が活きる冷し麺の奥深さを探究するのも、夏の楽しさなのかもしれない。


では、最後に短歌を一首

『貝招く 器の奥の 潮干狩り 怪魔無く箸 渡る夏なり』

by全竜