《ゴールデンウィークファイナル企画●おかむら黄金のおまかせコース・中巻》
静岡市鷹匠の名門フレンチ
『海のビストロ・おかむら』
にてゴールデンウィーク特別コースを堪能中。

ハイボール代わりにジンジャーエールを呑み進め、中盤戦へと突入してゆく。
4品目の山菜の天ぷらに続き、和食テイストで登場した5品目は、
『⑤船上活き〆マナガツオのクリュ・駿河甘夏ドレッシング』

クリュとは、フレンチでの刺身盛りを意味指し、釣った其の場で血抜きし、活き〆にして捌かれたから、イヤハヤ、身の新鮮度が桁外れに違う。

特製の駿河甘夏ドレッシングの甘酸っぱさが、リズミカルにマナガツオの弾力を讃え、響き渡る。
続いても和風で行きたいと思いますと、マスターが不適な笑みを浮かべ、提供してくれた6品目は、
『⑥有機大根と低温調理アワビのコンソメ煮』

今度は、オデンかいなぁ〜と驚くと、冷菜だったので、更にビックシ仰天してしまった。

コンソメ出汁を存分に吸収しており、口内で崩れ落ちる勢いは、かの鶴太郎師匠も度肝を抜かれ、もはやヨガどころではないだろう。

片や、相棒のアワビは、一貫して68℃25分で、終始、ゆっくり熱してゆくこだわりぶりを発揮しており、アワビ特有の質感を維持したまま実に柔らかく弾ませ、同時に笑顔も弾んだ。
海ぶどうのプチプチ食感が名アシストを務めているのも、高ポイント。
チビチビ熱燗を煽りながら、しみじみカジリ、向き合いたい1品と云えよう。
続いては、今コースにおける魚料理のイチオシとして、華々しく御出ましした7品目は
『⑦北海道キンキ・極味の松笠焼き』

極みって何ですか?と、マスターにすかさずインタビューを敢行すると、北海道でのキンキの高級ブランド名だと告げられ、驚く。
世の中には、まだまだ知らない事ばかりである。

やや小振りの体型が特徴で、其の分、白身の肉質が引き様っており、旨味が凝縮しており、ウロコも一緒に揚げ焼きする松笠焼きに仕上げる効果で、魅力が一層、開花している。
特製のあおさとガーリックバターを混ぜ合わせたオリジナルソースも堪らなく絶品なので、素晴らしい完成度に唸った。
一転して、今度は、肉料理のイチオシをどうぞと、貫禄満点に御登場したのが
『⑧宮城特級豚・美豚のシキンボ(モモ肉)の低温調理ステーキ』
である。

此方も、業師・マスターの十八番の1つ真空低温調理を駆使しており、煮豚チャーシューの要素が垣間見えて、愉快な肉料理の出来栄えに、だらしない私の表情は、よりだらしなく崩れ落ちた。
あぁ、そのままラーメンに乗っけてチャーシュー麺にしたい。。。とか、
あぁ、細かく刻んでチャーハン作ったら、さぞかし、めちゃウマなんやろなぁ〜。

罰当たりな喰い意地の募りを、赤ワインとカシスの特製ソースがフレンチの誇りとして、私の微かなモラルを優しく引き止めてくれたのが幸いだった。
ジンジャーエールを呑み干し、2杯目をマイタンブラーへ催促すると、いよいよ、コースはメインディッシュへと、怒涛のスパートに猛進してゆくのである。
まだまだ続く