《全竜の冷し麺探訪2024》
いよいよ7月も最後の休日となり、冷し麺の活躍もより一層、本領発揮の季節である。
今回は、清水区の行列必至の大人気店
『ARIGA』
を訪問した。
毎週土日は、夏季限定で、看板ラーメンを冷しバージョンをリリースしているので、長年のファンとしてスルーできるワケがなく、通い詰めた次第だ。
先ずは、大看板メニューを限定20食で夏アレンジを敢行した
『リピ塩冷しラーメン¥950(味玉トッピング)¥100』
魚介、豚骨、鶏の旨味をブレンドした秘伝のトリプルスープは、冷却する効果により、更にクリアに凝縮された感が極まり、信者の胃に鋭く響き合う。
また、2トップを張るエースも惜しげもなく夏模様に変身を遂げ、一同を驚かせたのが、
『冷やしレモンペッパーラーメン¥1000(味玉トッピング¥100)+ミニチャーシュー丼¥300セット』
である。
レモンの酸味と、ブラックペッパーのクスグリが織り成す唯一無二の牽引力は、束の間に、ステップアップしており、本能を優しくシビレさせ、翻弄してゆく。
また、夏休み期間中、県内の強豪ラーメン店と同盟を組み、《カツオ系ラーメンスタンプラリー》
を開催。
冷しラーメンで颯爽と参戦しているのが、頼もしく、センターを張るエースこそ、
『鰹とトマトの冷しラーメン¥1100』
である。
カツオの磯の風味と、トマトの熟した魅力が、クールな舞台にて、互いに引き立ち、豊かに融合。
塩ラーメンにおける冷しの希少性を力強く表現し、揺るぎなき歴史と自信に溢れており、暫し陶酔してしまう。
此の画期的なアプローチは、いつも〆に嗜む
『西尾丼¥300』
を起用したスープ茶漬けにおいても、遺憾なく炸裂。
カツオのダシとトマトの存在感により、冷製トマトスープリゾットの趣が垣間見えて、非常に面白いフィナーレを飾る事ができた。
ドライブがてらにスタンプラリーのお店を訪れ、サインを集め廻るってぇのも、愉快な夏休みなのかもしれない。
では最後に短歌を一首
『潮香る 太鼓判推し 巡る夏 浮かぶ檸檬の 目映さぞ編む』
by全竜