いよいよ7月に突入し、梅雨明けを待たずして、既に夏真っ盛りである。
汗を拭いながら冷えた麺の喉越しの勢いをそのままに休日のランチを味わいたい。
ってなワケで今回は、
《夏の限定冷し麺セット大会(ダイカイ)》
と、銘打っていろいろ味わって食レポしてみよう。
先ずは、焼肉丼系チェーンの新勢力として頭角を表してきた強豪
『焼きたてのカルビ』
から威勢良く幕開きを飾る。
注目の期間限定メニューは、
『ビビンバ丼』
を発表した。
せっかくなので、大盛り&肉増量
なおかつ、同じく期間限定冷麺の
『すだち冷麺』
との欲張りセット¥1560を組み合わせ、豪勢に味わい尽くす。
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器にはダイナミックにカルビ焼肉が鎮座し、其の四方には、青菜、モヤシ、人参などの緑黄色野菜のナムルが鮮やかに囲む。
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意気揚々に肉と野菜、ご飯を混ぜ合わせ、かきこめば、双方の甘くたくましいエネルギーが舌へと降り注ぐ。
ミキシングするたびに、旨味の渦が魅力的に深まるのは、ビビンバの醍醐味と云えよう。
一方、相棒のすだち冷麺は、力強いビビンバの存在感を爽やかに引き立てており、異なるベクトルで輝きを描いているのが、秀でたコンビ芸に惹かれた。
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続いては、長崎のソウルフードの伝道師
『リンガーハット』
へ。
ベイドリーム清水のフードコートを訪ねると、ちょうど、
《夏麺フェア》
を開催中で、花形は、
『冷し豚しゃぶちゃんぽん』
である。
せっかくなので、麺増量¥1060にアップさせ、更に、
『ぎょうざ3個と半チャーハンセット¥500』
を追加し、真昼から欲張りランチ定食の出来上がりだ。
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ピリ辛風に味付けされた豚しゃぶが和らぐも刺激的に、白濁の冷製スープのコクを煽り、食欲を太く盛り上げてゆく。
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サイドのぎょうざ&チャーハンも焦がしを活かした芳ばしさが印象的で頼もしい。
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最後は、洋風に〆括りたい心持となり、辿り着いたのが、イタリアンチェーンの中核
『ジョリーパスタ』
此方も、夏季恒例の
《冷製パスタフェア》
を大々的に展開しており、今回は、エースの
『冷製カッペリーニ・炙り明太子とヤリイカ¥990』
を
大盛り¥200でチョイス。
そして、ライス代わりに
『ガーリックトースト¥330』
を携え、賑やかにフィナーレを飾る。
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炙り明太子の芳ばしい塩っ辛さがプチプチと弾け、細麺の滑らかさにアクセントを刻み込む。
細切りヤリイカと大葉の存在感も涼しげに引き立ち、サッパリと食べ応え満点の完成度に顔もほころんだ。
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パスタを食べ終え、残したシーフードをガーリックトーストに乗っけて、ソースを染み込ませた上で、かじりつけば、海辺なロマンがリズミカルに2ndステージへと誘い、とても楽しい。
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ゴールは、お楽しみのドルチェタイムへ。
夏の看板は、旬の果実を贅沢に、あつらえた
《白桃のドルチェ》
より、
『ごろっと白桃とレアチーズケーキ¥490』
を選択。
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大きめにカットされた白桃コーポレートをセンターに、果肉入りソルベ、アイスクリーム、レアチーズケーキと、みずみずしくバラエティに富んだ構成が、可愛らしく集い、甘々と口溶け、本能をもて遊ぶ。
垣間見える愛嬌の狭間で危険な夏休みを予感させる余韻とも云えよう。
食べ終えると、小雨がまた降り始めた。
ドリンクバーでアイスコーヒーを注ぎ、暫し戯れる7月の午後なのであった。
では、最後に短歌を一首
『雨宿り 注ぐ気だるさ ほろ苦く 渦と染み入る アイス珈琲』
by全竜