梅雨時を前に蒸し蒸しと暑くなり、過ごしにくくなってきた。 


そんな季節を美味しく乗り越えるには、やっぱし、冷し麺を痛快に啜り上げるにかぎる。


前回は蕎麦を特集したので、今回は、《冷しうどん》にフューチャーし、食レポしてみたい。


先ずは、天下の讃岐うどんの伝道師

『丸亀製麺』

から威勢良く幕開きである。


夏場に合わせて発表された6月の新メニューこそ、『鬼おろし肉ぶっかけうどん¥840』だ。




粗めにおろした鬼おろしのみずみずしい食感が、甘めに煮込んだ牛肉と良く絡み、うどんの喉越しを盛り上げてゆく。



牛肉とのコラボならば、看過できない勢力に、立ち食い蕎麦チェーンの東海地区代表
『スマル亭』
を長年愛用する者として声高らかに挙げたい。

何せネーミングが、
『破壊王ブラック¥1000』
だもの。



頼もしいセンスに威力がみなぎり、たくましい。

早速、冷しぶっかけ¥50でズルズル嗜む。

黒毛和牛300グラムも盛り込まれた迫力は、朝から圧倒される完成度だ。



スジ肉やバラ肉など様々な部位が集う味わいの密林は、バラエティ豊かな噛みごたえとジューシー感が入り乱れ、愉快に世界観へ飲み込まれてしまう。

豪快なる清涼感に乾杯と祝いたくなる1杯なのだ。

また、スマル亭は、桜海老以外にも肉類とのコラボが活発なのが魅力的であり、牛肉の他に、鶏肉では、名物コーナー《爆盛四天王》より選出された強豪
『鶏天ワカメWうどん¥600』
を強く推したい。



此方も、無論、冷やしぶっかけ¥50でクールに味わう。

鶏肉の分厚い存在感が顕著に飛躍し、ワカメがしっとり濡れゆくコントラストな食べ答えが、実に楽しく、旨味がコダマする。



そして、最後は、豚肉とのコンビ芸に酔いたくなり、愛車を転がし、辿り着いたのが、富士市の人気店
『だい吉』



主役の冷しぶっかけうどんとパワフルにタッグを結成するチャンピオンコンビは、勿論、
『かつ丼セット¥1550』
である。



スピーディーに直滑降するうどんの伸びやかなストレートは、威力絶大にどストライクにキマり、華麗に極まる堪らないクオリティだ。



一方、大ラスに相応しきツープラトンを繰り出し、肉弾戦を炸裂。



ノックアウト必至な必殺技に唸りっぱなしの夏の入口なのであった。

では、最後に短歌を一首

『肉々し 麺との縁や 太く結う 愚痴もぶっちゃけ ぶっかけの夏』
by全竜


疲れている日に食べるもの

 

 

 

 

 

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