いつの世も5月病は、憂鬱な具合に陥るモノで。。。
現状を打破するには、大好きな肉を喰らいて、スタミナを装填するにかぎらぁ〜。
ってなワケで、今回は、
《5月の限定肉めし大会(ダイカイ)》
と銘打って、いろいろ食べ比べてみよう。
初回は、やっぱし、天下の《牛肉》を特集したい。
先ずは、牛丼チェーン界随一のパワーヒッター
『松屋』
から威勢良くスタート。
今週の目玉企画は、かつて人気を博した名物メニュー
《焼き牛めし》
が期間限定で復活した。
シリーズの新作に、登場したのが、
『旨味醤油焼き牛めし』
である。
せっかくなので、大盛&豚汁セット¥800でガッツリ向かい合う。
香ばしく焼き上げた牛肉に、秘伝の醤油ダレが、更に風味豊かに器を盛り上げてゆく。
煮とはまた異なるベクトルの魅力が花咲き、食欲を煽る。
また、往年の
『元祖・旨辛焼き牛めし』
も健在なのが嬉しい。
せっかくなので、
牛めしとのコンボを大盛¥880で、ジックシ味わう。
コチュジャンベースのピリ辛ダレが肉の焼き目に浸透しており、スタンダードな牛めしとの違いを舌で実感するのは、有意義な一時であり、牛皿の異種格闘技戦と云えよう。
となると、永遠のライバル
『すき家』
も、闘魂に火が点く。
負けじと参戦した新星こそ、
『ヤンニョムチーズ牛丼』
である。
せっかくなので、中盛¥770の冷やっこ豚汁セット¥300で、タップシ味わい尽くす。
痛烈に突き抜けるヤンニョムソースの刺激を、トロけゆくチーズのコクがバランス良くカバー。
辛味と旨味を全体に整えた世界観は、辛口料理が苦手な日本人の舌にも、親しみやすいクオリティに仕上がって、クリーンヒットを打つ。
続いては、カルビ焼肉丼に特化した新生勢力
『焼きたてのカルビ』
が、威風堂々とレースに挑んできた。
初夏の秘密兵器は、
『温玉旨辛カルビ丼』
せっかくなので、上カルビの肉大盛に冷麺セット¥1880
で、贅沢に実食。
元々、卓上に常備している門外不出の特製スパイスをふんだんに活用し、着火する威力を此方は、温玉効果でマイルドに、調整している。
分厚いカルビ肉に絶妙に浸透し、ジューシーに開花し、心地好くカルビのファイヤーに包み込まれてしまう。
粋なヤケドに乾杯なのである。
最後は、やっぱし、麺で〆括りたくなり、辿り着いたのは、静岡のラーメン王者
『厨(くりや)』
毎週木曜日に楽しみにしている二毛作イベント
《麺屋BOSS》
に、仕事終わりにトボトボと訪ねてみた。
今週の、っていうか、今日の1日限定ラーメンは、国際的スケールの大作
『ベトナムのブンボー¥1000』
だから、ビックシである。
せっかくなので、麺大盛¥100&味玉トッピング¥150で、華々しくズルズルとゴール。
ベトナムの郷土麺料理・ブンボーをラーメン風にアレンジした意欲作は、外国人スタッフが数多く活躍する店の特殊性を上手く活かした一品と云えよう。
フォーでは、米麺が主流である点を考慮し、今作は、フォーに近い、白く透き通ったツルツル滑らかな喉越しの特注麺を採用し、テンポ良く滑り込むスピードに、アッサリ調の醤油スープにスマートにマッチ。
符号に突然、割り込むパクチーのキレ味が独自の存在感を発揮しており、実に面白い。
センターの牛肉もさることながら、器をもり立てるスライスハムが愛嬌満点で可愛らしいのも高ポイントである。
心の鬱を美味しく晴らす事が少しはできたと思う5月の帰り道なのであった。
では、最後に短歌を一首
『曇天を 湯気で晴らして 宵散歩 肉より熱く 愛より厚く』
by全竜