『春の旨辛グルメ大会(ダイカイ)ラーメン編』
今度は、富士市へハンドルをきり、向かったのが、人気豚骨ラーメン店
『ほんな骨』
本格的豚骨ラーメンの濃厚な世界観にモーレツな刺激を注入して仕上げた逸品こそ、其の名も
『純骨赤鬼¥930』
である。
20種類以上に及ぶ材料&香辛料をブレンドした特製スパイスは、赤鬼の名に相応しい真紅模様を器に鮮やかに染めてゆく。
此の紅き眩しさに、怖気づいた私は、真ん中レベルの『中級』へ逃げてしまう。
面目無い私の了見に鞭打つかの如く、赤鬼が痛烈な刺激を豪速球で投げ込んでくる。
中太ちぢれ麺に良く絡み合い、豚骨スープが巧妙に辛味を和らぎ、思ったより食べやすく、バランスが取れていたのは、嬉しい意外性が光っていた。
麺を食べ終えたら、豚骨ラーメン恒例の楽しみ
『替玉¥150』
に突入。
此方は、従来通りの細麺ストレートで、硬めを依頼。
辛子高菜漬けや紅生姜、摺り胡麻などをトッピングし、勢い良く啜ると、豚骨の王道側に旨辛テイストが傾き、愉快な味変が楽しめた。
雨上りの昼下りに調度良い熱気を体内に取り込む事ができて、有意義な3月の休日なのであった。
つづく。