《全竜の夜勤明けせっかくグルメ!》
前回は、鳥肉尽くしで展開したので、胃袋が魚を求めている気がして成らない。
魚の王者と云えば、やっぱし、マグロである。
ってなワケで、今回は、
《マグロ&海鮮編》
にフューチャーして、食レポを書き連ねていきたい。
先ず、訪れたのは、京からの刺客チェーン
『なか卯』
からしとやかにスタート。
看板の親子丼と匹敵するほどクオリティが高いとファンから高い評価を得ているジャンルに《海鮮丼》が挙げられる。
此の隠れた支持を更に向上すべく発表された待望の新作こそ、
『海鮮アボカド丼¥790』
だ。
マグロを主軸に、イカ、サーモン、甘エビと、多彩なネタを散りばめた旨味の世界に、決め手のアボカドが、円やかに全体をまとめ上げて、コク深く食欲を誘う。
負けじと、最近、海鮮系に力を入れて、春のレースに野望を燃やすのが、3大手牛丼チェーンの一角
『すき家』
だ。
チャンポンに続いて、リリースしたのが、
『海鮮ちらし丼』
である。
せっかくなので、トッピング枠を活用して、
『山かけ海鮮ちらし丼¥870』
にバージョンアップして、いざ実食。
具材は、角切りされたマグロとイカ、錦糸玉子の3色スタイルで構成。
豊かな歯応えにトロロの粘り気が官能的に余韻を描いてゆく。
また、マグロに特化した作品では、知る人ぞ知るロングセラー
『まぐろユッケ丼¥700』
を外してはならない。
せっかくなので、いろいろアレンジを施し、独自のカスタマイズを敢行するのが、すき家ならではの楽しみ。
+¥20で玉子を温玉に変更可能し、
また冷や奴セットでチョイスして、味噌汁をかに汁セットに変更¥430して、全竜式コレクションはいざ、完了。
マグロのねぎとろ部分を特製の甘辛いタレが刺激的に盛り上げ、ワサビとは異なるベクトルの高揚感を仕掛けてゆく。
中盤で温泉卵を割り、円やかに覆いながら、進めれば、味の攻守のせめぎ合いが拡がり、さらなる味変を産み落とされ、食す者は1杯の快楽に堕落してしまう。
海より深く拡がる喜びに改めて乾杯する2月の終わりの帰路なのであった。
つづく