今日は昼間に清水の老舗蕎麦屋
『ふるさと』
にて、毎月恒例の独り会を久々に名酒と共に堪能する。
とても楽しく、羽目を外し過ぎるほど、笑顔が溢れた。
酔いが醒めぬウチに、行きつけの喫茶店で食レポをまとめ、SNSにアップ完了。
ひと安心して夕方、静岡駅から電車に揺られ、由比を目指す。
しかし、油断して居眠り。。。
気付くと、由比を通り過ぎてしまっていた。。。
シクジッたなぁ、と蒲原駅に降り立つ。
でも、蒲原駅からでも自宅はそれほど遠くないから、ウォーキングコースを変更したと思えばイイ。
ポジティブに思考を切り替えたら、途端に腹が減った。
以前にも訪ねたばかりやけど、酒と絡めるのは初めてなので、其のまま真ん前の
『居酒屋 角』
の暖簾をくぐった次第である。
先ずは、ビールから♪
普段は、ノンアルばっかしだったから、せっかくなので、地元・蒲原のクラフトビール
『蒲原エール¥800』
をチョイス。
フルーティーで、甘い口当たりで、実にキケンなビールやなと悟った。
ハマっちまう前に、肴をと、静岡のソウルフードであり、大好物の
『黒はんぺんフライ¥580』
をカジる。
ソースを気ままに掛け、一心不乱にカジれば、モチモチッと気さくな磯の旨味がリズミカルに弾む。
おかげで、テンポ良くビールを呑み干す事ができた。
続いては、ジンジャーエールならぬジンジャーハイボール¥500で御機嫌に乾杯♪
となると、大好物のテッペン
『桜海老入り焼きそば¥780』
の出番だ♪
コシの強い蒸し麺の豊かな喉越しに、桜海老の芳ばしき風味が絡み合い、陶酔への誘いがコダマする。
難なく平らげると、日本酒が恋しくなってきた。
となると、由比の呑兵衛は、
『正雪(1合)¥600』
を熱燗で、攻めなきゃ、御噺に成らない。
麗しき甘き揺さぶりに、本能を委ね、暫しトランス状態へ入り込む。
‘’整う‘’って、きっと、こう云う事なのだろう。
多分、違うと思うけど。
熱燗には、此の店の十八番芸・マグロが相応しい。
先ずは
『まぐろの角煮¥480』
を陽気にツマむ。
甘辛いタレがじっくり染み込んだ四角い噛みごたえは、海のチャーシューと呼びたくなる親近感に、食欲も和み、酔いも愉快に深まる。
そして、大看板
『天然本まぐろ・赤身と中トロ刺身盛合せ¥1380』
が、此処ぞとばかりに、舞台を陣取り、真打を発揮し、魅了してゆく。
アブラの乗った全身の輝きに、惹き込まれ、そんなん、日本酒が合わへんワケが無い。
頭を抱えたくなる悩ましき旨味の世界と云えよう。
いよいよ〆は、
『まぐろのお茶漬け(ハーフ)¥500』
云わゆる《まぐ茶》で、サラサラッと、〆ゆく。
霜降りの部位に、熱い出汁が注がれ、ミディアムレアの旨味が、華麗に突き抜け、流るる。
イヤハヤ、御馳走様でした♪
今日は、休みやと云えども、調子に乗り過ぎ、昼も夜も呑み過ぎ、食べ過ぎてしまったと、自分でも痛感する。
罪滅ぼしに自宅まで歩いて帰ろう。
と、千鳥足でアスファルトを踏みしめる2月の宵なのであった。
では、最後に短歌を一首
『夢過ぎて 蒲原に起つ 酔いの果て 追う正雪の 風ぞ踏み締め』
by全竜