今月、大事故に遭い長期入院していた相棒がようやく退院していた喜びを祝して地元の友人達と老舗蕎麦屋『ふるさと』で快気祝いを行った。
其の楽しさに浮かれ過ぎたのか、やがて直ぐ失言を漏らし、職場で大シクジリをやらかす。
案の定、上司から顰蹙を買い、雷を落とされる始末だ。
自業自得とは云え、落ち込む私を見かねて、同じ友人メンバーが、励ます会を催してくれた。
場所は、清水駅前銀座の中央に佇む名店
『てっちこ』
ご贔屓にしていたお店だが、コロナ禍以降、初の訪問と相成る。
久々に友人達と暖簾をくぐるのは、感慨深い。
座敷席に腰を降ろし、早速、皆で乾杯♪♪
相棒が帰還するまで、禁酒を続けていたので、会を機に、今年、満を持して初呑みと、生ビールを煽る。



正真正銘の生中は、涼しき苦味が懐かしく五臓六腑を駆け巡ってゆく。
仕事終わりの掛け替えない快感と云えよう。
此の1杯を皮切りに、人気メニューのごぼうチップス、トマトサラダ、名物のしぞーかおでんや、豪勢な刺身盛合せ、鶏の照焼きステーキなどの呑み放題コースの料理達と共に美酒を煽る。


ビールを二杯呑み干したら、ジンジャーハイボール、日本酒の冷やetc、呑まなきゃ損やとばかりにご機嫌に酔う。



職場のツライ仕打ちや愚痴を仲間でワイワイ賑やかに共有しながら、晒し合うと、愉快な肴と化すから不思議だ。
愉しくガス抜きできるシチュエーションを提供してくれた仲間たちにつくづく感謝である。
節分を過ぎると、イヤな事は、斬り捨てて、新しい心持で春から挑むのが、日本古来の心掛けなのだと云う。
きっぱり開き直り、また仕切り直して歩いて行こうと悟る冬の夜の帰り道なのであった、
では、最後に短歌を一首
『ガス抜きや 膨らむ毒を 友と盛り 賑やか煽る 春の晩餐』
by全竜