《2月のヤケ喰い紀行●鶏肉編》
ケンタの次は、地元の贔屓にしているお店にしようと向かったのは、蒲原駅の真ん前。
日中は、老舗中華食堂
『蒲原館』
として、ファンから親しまれている。
が、夕方は、
『居酒屋・角』
に変身し、様変わりする二毛作イベントが楽しい。
新鮮な鮪で、もてなすのが主な展開だが、鶏肉料理も絶品なのだ。
ノンアルコールビールで喉を潤した後、トップを飾りしは、王道
『鶏ねぎま串¥480』
を陽気につまむ。
引き締まった肉の柔らかさとネギの小気味良い食感のハーモニーをご機嫌に味わう。
続いては、コチラも王道
『鶏ナンコツ唐揚げ¥580』
をコリコリ歯応えに愉快な旨味に浸る。
リズミカルな音色に胃袋を暫し委ねてゆく。
テンポ良くビールを呑み干せば、いよいよメインディッシュへ。
従来型なら、マグロ丼が、看板なのだが、2本柱として、丼の支柱を務めている
『鳥の唐揚げ丼¥850』
で、揚げたてを〆ゆく。
ネギたっぷしにまぶされた唐揚げに特製ピリ辛ダレが浸透し、白飯にも威力が及ぼす影響力が頼もしく、あっという間に完食してしまった。
何だか物足りないので、大好物の
『桜海老入り焼そば¥780』
を追加し、第二の〆に突入しちゃったから、自分でも呆れる。
『マツコの知らない世界』で、焼そばを特集していたのも大きい。
静岡では、必須ブランド《マルモ製麺》のコシの強い喉越しにソースが染み入り、干し桜海老が芳ばしき援軍を胃袋に贈りこむ。
御馳走様でした♪
ちなみに、
『蒲原館』は、
朝ラーも実施しており、早朝から、エースの中華そば
『蒲原館ラーメン¥700』
に舌鼓を打つのも心地良き目覚めを悟る休日が恒例である。
優しい醤油スープの水面に浮かぶナルトと海苔が懐かしさを描き、愛おしい。
This is中華そば♪これぞ醤油ラーメンと断言できるクオリティと云えよう。
そんな時、相棒に相応しい鶏メニューと云えば、何つっても
『チキンライス¥750』
である。
レモン型に形成されたオレンジ色の鮮やかさがノスタルジックに眩しい。
ケチャップライスの円やかな甘味が昭和の世界へナビゲートしてくれる。
地元の英雄・久保田利伸がお墨付きなのも納得できる素敵な居心地に改めて乾杯する休日なのであった。
では、最後に短歌を一首
『懐かしき 春一番に 誘われて 啜る支那そば なびく目覚めや』
by全竜