引き続き
『海老大好き大会(ダイカイ)』
を特集するが、静岡にて海老とくれば、やっぱし、駿河湾の宝・桜海老は、外せない。

ってなワケで、今回は、
『桜海老大好き大会(ダイカイ)』
へとチェンジし、食レポを続けてみよう。

先ずは、ちょっと朝ラー感覚で、夜勤明けに、訪問したのが、由比を代表する老舗
『丸玄ラーメン』


数多き名物の中でも、地元愛が開花した看板ラーメンこそ、
『桜海老ラーメン¥1000』
である。


せっかくなので、手打ち麺¥100に変更し、更に、トッピングにピリ辛みそ¥150を追加し、欲張りカスタマイズを敢行し、いざ実食。

ウェーブの効いたコシの強い自家製手打ち麺に、独特のかなり甘口な醤油スープが染み入り、リズミカルに喉越しを奏でゆく。


中盤から中央に浮かぶ辛味噌を溶かし込みながら、ピリリッと刺激を交えると、変化が湧いて実に愉快な味わいが拡がる。

此のスープを深く染み込ませた桜海老の唐揚げが器に華を添え、優雅なる食べ応えを咲かせゆく。

満足感一杯で帰宅し、床に入り、暫し、休む。

目覚めると、もう夕暮れ時。

夕食をと、蒲原駅前へ目指す。

名門食堂『蒲原館』は、夜になると、
『居酒屋・角』
へと時間帯限定で様変わりするのだ。


新鮮なマグロ料理が看板なのだが、私がお気に入りなのが、
『桜海老入り焼そば¥780』
である。


静岡B級グルメ王者・富士宮焼そばを忠実に再現した完成度に、散りばめられた干し桜海老の芳ばしい風味が、旨味の層を華やかに厚く、熱く盛り上げてゆく。

まさに、理想的ソース焼そばと云えよう。

そして、最後は、やっぱし、丼で〆括りたくなり、辿り着いたのは、新蒲原駅近くに軒を構えし、大御所料亭
『よし川』


桜海老や倉沢アジ、鰻etc静岡グルメを数多く提供する屈指の人気店である。


今回、食したのは、特に贔屓にしている名物
『黄金丼¥1500』


見事な円形を成す桜海老のかき揚げの下には、ダシをタップシ含ませただし巻き玉子が敷かれており、最後まで桜海老のサクサク弾ける食感を保持したまま卵とじ丼を味わえる方式は、イヤハヤ、画期的システムの1杯と云えよう。



サクサク桜海老とトロトロ卵の織り成すハーモニーは、まさに、黄金の輝きを誇り、舌が魅入られて止まない。

此の類まれなるクオリティで、¥1000台は、破格で恐れ入る。

ゴールは、デザートのバニラアイスで甘〜く飾りながら、Facebookでも親しい女将さんと談笑し、トークを愉しむ。


同時に、バナナマンのせっかくグルメの共演者繋がりもあり、昼の憩いは盛り上がる。

ふるさとの『雪見鍋』と共に、また日村さんに教えてあげたいとしみじみ思う1月の昼下りなのであった。

では、最後に短歌を一首

『新春を 祝う桜は 黄金色 咲いて眩しや 箸ぞ浸りて』
by全竜