《課長からのお年玉2024》
ようやく正月休みを1日貰えた。
浅間神社へ初詣に出掛けるのが、毎年のルーチンだが、朝から雨が降り、出掛ける気が失せる。
故に、ゴロゴロ1日寝正月と決め込む。
とは云えども、正月からAVと云うのも、野暮なので、年末に予約購入した特別版DVDボックスを半日掛けて、一気に鑑賞する。
番組開始当初から大ファンの
『ゲームセンターCX』
の第20巻がリリースされたのだ。
クリスマス前にTSUTAYAで受け取ったのだから、本来ならば、課長サンタからのクリスマスプレゼントが正解なのだが、仕事に追われて、結局、年を跨ぎ、お年玉へと変わってしまった。
ライバル格の『有吉eee!!』の特番では、ゲストを50人以上招き、フォートナイト大会を開催する大規模な展開だったのに対し、今作は一貫して、有野課長がレトロゲーム攻略に心血を注ぐ一騎打ちは、シンプル過ぎる構成と云えよう。
だからこそ、20年以上にも渡り、ファンに愛され続けている所以ではなかろうか。
何せ、元祖ゲーム実況番組の意地が垣間見え、『ゼルダの伝説』や『月風魔伝』etcレトロゲームの殿堂入りをして久しいソフトが揃うラインナップは、凄いの一言に尽きる。
特に、挑戦の本丸が、かの伝説の推理ゲーム
『ポートピア連続殺人事件』
であり、タブーとされている犯人に言及しているのだから、驚きは隠せない。
中学時代、地下迷路で迷子になった自分を思い出す始末となった。
また、20年を経た観点から、ドリームキャストやプレステ2などのハードも挑戦の範囲に認定されたのも、ゲーム史の大きな流れを感じ、興味深い。
よって、近代テレビゲームの金字塔と謳われた『ICO』や『バイオハザード』がレトロゲームの領域に入ったのは、感慨深く、同時に、残酷さを実感した。
そして、有野の挑戦と並ぶ人気コーナー『たまに行くならこんなゲームセンター』
略して《たまゲー》も健在なのも、とても嬉しい。
コロナ禍により、存続が危ぶまれていたが、明けて、解禁となり、各地のゲーセンや駄菓子屋へと有野課長が足を運び、スタッフや現地の子供達と一緒に楽しくプレーしている雰囲気を観ると、ようやく平和が日本に戻ったんやなぁと、缶ビール片手にしみじみ思う正月の午後なのであった。