季節柄ゆえか、情緒が不安定な日々が続く。
鬱な気分を吹き飛ばすには、辛い料理を喰らい、刺激を注入するにかぎる。
ってなワケで、今回は、
《春の旨辛メシ大会(ダイカイ)》
と銘打って、美味し刺激を求めて、いろいろ旅してみよう。
先ずは、牛丼チェーン随一のスラッガー
『松屋』
からパワフルに幕開き。
メニュー陣に3月から復活したのが、
《麻婆豆腐》である。
せっかくなので、松屋名物
『麻婆コンボ牛めし¥630』
をオーダー。
云わば、麻婆豆腐✕牛丼のコラボ料理なのだが、ドンブリ1面をドカンと占拠するブランド豆腐が強烈なインパクトを放ち、視野に飛び込む。
麻婆豆腐と云うより、冷奴の麻婆ソースがけだが、自慢の逸品だけあって、花椒&豆板醤の繰り出す貫通力は、かなりの本格派。
痺れが心地良く、牛丼好きの胃袋を活性化させる特効薬と化している。
また、同時期にカレーの分野からも、満を持して、帰還したレジェンドこそ、
『プーバッポンカレー¥730』
だ。
蟹と卵を織り交ぜたタイ伝統のカレーの一種を松屋が独自に開発した春の秘密兵器。
フワフワ卵と蟹のコクがスパイスとシンクロし、
甘辛い不思議な刺激が、クセとなり、白飯が進む。
松屋ならではの唯一無二のカレーの完成度は、極めて高い。
故に、傍らの味噌汁との違和感なく相性が良いのだ。
続いて、向かいしは、京都からの食の刺客
『なか卯』
サッパリと和食で嗜みたい了見にちょうどフィットしたのが、リニューアルした
『山わさびざるそば¥480』
至ってオーソドックスなざる蕎麦だが、つけ汁にいきなり山わさびを丸まる投入すれば、つーーーんとワサビの威力が、風味豊かに突き抜け、眠気なんざぁ、たやすく吹っ飛ぶ。
唐辛子やスパイスとは一線を画すパンチ力云えよう。
最後は、ラーメンでズルズル〆括りたくなり、辿り着いたのは、清水区お馴染みの老舗
『一心』
久々に、お店の絶対エース《胡麻味噌ラーメン》
を堪能したくなり、せっかくなので、豪華版の
『胡麻味噌チャーシューメン¥1050』
に、味玉トッピング¥100+半チャーハン¥300
を付けて、欲張りカスタマイズを敢行。
辛さのレベルは、激辛まで選択可能であり、せっかくなので、《中辛》をチョイス。
オーダーして、待つ間に、鉢に入った胡麻をスリコギで一心不乱に剃るのが、恒例行事となっている。
♪胡麻を〜擦りま〜しョ♪陽気に〜胡麻をねェ~♪♪
《音源提供・JOYSOUND》
楽しく胡麻が擦れた頃に、ラーメンがいよいよ到着。
山盛りのモヤシ、チャーシューetcの具材陣の上に降り注ぐ真っ赤な唐辛子スパイスが怖いぐらいに鮮やかだ。
其処に、先ほどの擦った胡麻を振り掛ければ完成。
円やかで味わい深い秘伝の味噌スープに、巧みに絡まる中太ちぢれ麺の喉越しの後に、唇や舌に押し寄せるスパイスの痛烈な痺れが、食欲を煽る醍醐味として、賑やかに奏でゆく。
導火線に乗じて、トロけてゆくチャーシューや、弾むキクラゲetcの具材陣のポテンシャルも素晴らしく、全体を芳ばしくまとめる胡麻の包容力に改めて唸った。
食べ終えると、辛さの後は、甘いスイーツを欲して、フィナーレは
『黒胡麻アイス¥300』
で、ヒンヤリ和む。
ラーメン同様、デザートも胡麻推しなのが面白く、笑顔を久々に刻んだ。。
刺激パワーで少しは、気分が晴れたかな。
吹っ切れた心持ちで帰路に着く3月の昼下りなのであった。
では、最後に短歌を一首
『憂鬱は 春の気まぐれ ゴマかせば 気楽に弾く 笑みのミソなり』
by全竜









