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《午後11時の映画祭》

115夜

『エスパイ』


監督/福田純

原作/小松左京

特技監督/中野昭慶

出演/藤岡弘、●由美かおる●草刈正雄●睦五郎●内田勝正●岡田英次●加山雄三●若山富三郎(特別出演)etc.

1974年・東宝



新春特別企画《ドキッ!熟女たらけの映画大会》

昭和を代表する熟女のマドンナについて、変態なりに考える。

東の横綱が五月みどりならば、対する西の横綱に挙げたい女神は、やはり、永遠の妖精・由美かおるに尽きるだろう。


彼女の代名詞・かげろうお銀を演ずる遥か以前、魅惑のスーパーパワーを発揮し、大活躍する作品が此方。

007を皮切りにしたスパイアクションと、ユリ・ゲラーのスプーン曲げを機に火が着いた超能力、
当時、日本を席巻した2つのブームを掛け合わせるべく、『日本沈没』に続き、東宝がSF界の巨匠・小松左京と黄金タッグ
を結成。

エスパー×スパイやから、エスパイと云う奇想天外な方程式で疾走するSFスパイアクション娯楽大作である。

世界の平和を脅かすテロや犯罪組織を壊滅すべく、透視、予知、念動、テレパシー、はたまた、テレポーテーションと、圧巻の超能力を駆使しながら、悪と戦う超人達が集結した国際秘密機構の奮闘を描く。

日本で開催する国際平和会議に出席する首脳暗殺を阻止するべく、スイス、トルコ、フランスetc.世界を股に駆けて奔走中のチームは、悪の黒幕が同じ超能力の持ち主だと知り、才覚が衝突し、火花激しい死闘を繰り広げる。

リーダー加山雄三、エースの藤岡弘、、期待のルーキー草刈正雄、そして、恐ろしい悪の親玉・若山富三郎と、実に男臭いオーラのぶつかり合う熱きバトルの最中、紅一点のエスパーガール由美かおるの存在は、華やかな清涼剤を担う貴重な輝きを放つ。

サイボーグ009の003や、峰不二子の立ち位置に近い色気は、漫画チックで、全体を醸す胡散臭い微妙なバランスを中和してくれる。

スレンダーな身体にフィットしたセクシードレスをまとい、遂に、裸体を露にしてまで妖艶なダンスを舞い、周囲の男どもを魅了する魅惑のフェロモンは、後のかげろうお銀の妖術のルーツを紐解く楽しみが満ちており、熟女・由美かおるが熟成される行程を垣間見えて、感慨深い。


70年代ぐらいから、日本発から国際的なスケールでアクションを描く作品が増えるようになる。

アニメでは、『ルパン3世』、
東映は、まさかの高倉健をキャスティングし、『ゴルゴ13』を実写化する中、東宝は特撮を用いてブレずエンターティメントを貫く姿勢を眼で追うのも、愉快な鑑賞かもしれない。


では、最後に短歌を一首

『火の嵐 念じ瞬く 脳の海 超えて奇跡よ 愛ぞ燃ゆまで』
by全竜



 そして、恒例の《スッポンポンデータ》で候

《制限区分》
なし

《全編》
94分

《お楽しみ時間/ランジェリー・セミヌードなども含む》
約2分

《お楽しみ時間所有率》
2.1%

《乳首の披露》
あり

《陰毛の披露》
なし

《ベッドシーン》
なし


《プロポーション》
★★★★☆

《芸術度》
★★★☆☆

《物語性》
★★★☆☆

《エンターテイメント性》
★★★★☆

《興奮度》
★★★★☆

《オススメ度》
★★★☆☆

《総合》
★21