清水にて最も馴染み深い老舗蕎麦屋 

『ふるさと』

 で、毎月恒例の独りランチ会を堪能。 




 マイタンブラーでジンジャーエールをお代わりし、おまかせコースは後半戦へと突入してゆく。


 折返し地点を飾る6品目は、箸休めとして最適な一品 

『⑥ナスのトロトロ煮』 

が登場。




 ヒンヤリ冷たく仕上がっており、冷菜としても的確に活躍する名バイプレイヤーを務め、旨味が官能的に溶け込み、癒やされる。 


 7品目は、ふるさとの名物として名高い 

『⑦薩摩焼』

 が颯爽と現れた。




 鳥や魚のすり身を長細い石板に貼り付け、コンガリ焼いた郷土料理で、カマボコの原型と云われている。




箸で器用に千切りながら、おろし生姜を添えて、熱々のまま頬張れば、魚肉のエキスが凝縮した魅力が反乱射して本能を鋭く撃ち抜いてしまう。

見事な破壊力は、未だに健在の恐るべし一皿である。

2杯目のジンジャーエールを呑み干したら、いよいよ今回の〆に

夏季限定の冷しメニュー
『⑧冷しカレー南蛮』
がトリを務めた。



冷しぶっかけ蕎麦に、大将の十八番芸スパイスカレーを施したキーマカレー餡をタップシ乗っけた、ふるさとの夏の風物詩である。



冷やした蕎麦つゆとカレー餡を混ぜ合わせた末、一気に啜れば、奥床しき和の風味にカレーの小気味良い刺激が痛快に喉越しを盛り上げてゆく。



オッサンと化した今でも夏休みを実感できる素敵な逸品と云えよう。

カレー蕎麦の辛味の余韻に引き込まれ、甘いモノが欲し、最後は、
『⑨ふるさと特製ミニパフェ』
でヒンヤリ甘く〆ゆく。

パニラアイスに、つぶ餡やチョコレート、メロンシャーベットetc和洋折衷の甘美の精鋭が集う頼もしさは、バラエティ豊かなメニューを揃えるふるさ自身の秀でたクオリティを物語っており、自然と笑顔が溢れた。

ごちそうさまでした♪

来月は更に夏本番と成るので、夏バテ予防の聖地として重宝したいと素直に思う暑い7月の昼下りであった。

では、最後に短歌を一首

『汗光る 喉を潤し 生ビール オッサン癒やす 夏休みなり』
by全竜





ひとり時間の贅沢を感じる過ごし方

 

 

 

 

 

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