《静岡限定ラーメン探訪●メリークリスマス編》 


 クリスマス限定グルメ探訪シリーズ、今回は季節柄、尚更熱きラーメンに焦点を絞って特集してゆきたい。


 先ずは、朝ラーから幕開きしたくなり、流通センター通りの名門

 『らぁ麺ここん』

 に早起きして、早朝訪問。




 2日間のみリリースされる貴重なクリスマス限定ラーメンこそ、

 『国産牛スジのビーフカレー麺¥1200』

 である。 






 せっかくなので、味玉¥150トッピング¥150

鶏のから揚げ¥150
尚且つ
白飯¥100
をセットに付けて、朝ラー定食にカスタマイズして、朝からガッツリ向かい合う。 




 カレー系ラーメンと云えば、先日、
『麺や厨』
にて、堪能したばかりだが、全編トロミを効かせたカレーそのものをスープ化した厨版とは対照的に、今作は、鶏ガラ醤油スープに特製牛スジカレーを乗っけた、云わゆる蕎麦屋のカレー南蛮タイプで仕上がっていて、人気店同士で特徴的が対峙しているのが面白い。




故に、アッサリとオーソドックスな鶏ガラ醤油スープに、絶妙な辛さのカレーが交わり、痛快にスパイスの刺激を味わいながら、ラーメンとして啜っていく快感は、ラーメンと云う世界の奥深さを温かく実感できた。



此の喜びを勢いに、傍らのから揚げをカジったり、白飯に具の牛スジやカレースープを掛け、
《牛スジスープカレー丼》
を気ままに作製し、かき込むと、愉快に展開が拡がって、食欲を煽る。



牛スジの柔らかがカレーに溶け込み、同時に笑顔もだらしなくトロけてしまったのは、云うまでも無い。




続いては、肌寒い師走の夜ゆえに、味噌󠄀ラーメンが欲したので、清水の味噌󠄀ラーメンの代表格
『千代商店』



白い冬の代名詞とも云える名物として、人気が高いのが、
『粉雪味噌らーめん¥950』
である。



濃厚チーズをドカ雪の如くたっぷし積もらせた情緒溢れるビジュアルは、同時に、ボリュームも満点。



チーズが溶け込み、北海道味噌と発酵食品同士の濃厚な融合は寒い冬に頼もしい1杯と化す。



此の力強さは、麺を食べ終えた後、チーズ味噌󠄀スープを白飯にタップシかけて、〆ゆく恒例のスープ茶漬けにて、更に、威力を発揮。

チーズ味噌󠄀リゾットの様な濃いコクの押し寄せるサラサラ濁流に呑まれ、身体が存分に温まった。


醤油、味噌󠄀と来たら、最後は、塩ラーメンで〆括りたくなり、辿り着いたのは、清水のランパス時代からのお気に入り店
『イチハチラーメン』



看板ラーメンの
『鶏塩ラーメン¥850』
に味玉トッピング¥150
を追加し、更にサイドに
『トマトのミニカレーライス¥450』
を携え、存分に味わう。



澄み切った透明の塩スープには、鶏肉の旨味エキスが凝縮しており、クリアに斬れ味に手繰る麺もテンポ良く、箸を辿っては、しなる。



オリジナルトッピングの鶏団子の存在感も顕在しており、豊かな食べ応えを描き出し、頼もしい。



飽きさせない世界観に、名物サイドメニュー
『トマトカレー』
が、酸味を効かしたアプローチで、食欲を焚き付け、見事なコンビネーションを炸裂させ、クリスマスならではのラーメンランチに誘ってくれた。





御馳走様でした♪

今年の感謝を込めながら、御勘定をするとマスターがクリスマス期間限定で、サービスチケットをプレゼントしてもらい、純粋に喜ぶ。



無期限なので、お年玉でもあり、来年の喰い始めに活用しようと笑顔で思うクリスマスの昼下りなのであった。



では、最後に短歌を一首

『雨あがる 曇天祝い 並ぶ朝 粉雪に染め 聖夜へ暮れゆく』
by全竜




今年のクリスマスはどう過ごす?

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