8月31日
初夏の突き刺す暑さとは別の暑さが夏の終わりを感じさせる。
夏休みを十二分に満喫していた我が子達は、その代償に今日1日では終わらない量の宿題に向き合う。
30年前の私と同じ状況だ。
当時の私は宿題が終わらないことを誤魔化すことばかりに頭を使っていて、宿題を進めていなかった。
もしかすると我が子達も、宿題を終わらすことを諦め、先生との会話のシュミレーションをしているかもしれない。
そんなことを考えていると、昔の自分に起きていたことが、今の我が子達に起きていることに気付く。
それと同時に当時に起こった出来事に何を感じ、何を思ったのか思い出してみた。
10歳の8月31日はなにをしていたか?
15歳の自分は何に悩んでいたか?
初めて女性と付き合ったのはいつだったか?
10年くらいまで前だったら覚えていたようなことでも、10年経つと記憶が薄れていたりする。
きっと記憶は筋肉と同じで思い出す訓練にしないと、その能力は衰えていくのだと思う。
1週間前のランチのメニューと同じで、どうでもいいと思った瞬間に記憶は消去されて新しい情報にアップデートされていくのだ。
昔の自分にとって大事だった思い出は、年齢を重ねる毎に優先度を下げ記憶から消えていく。
30年前の夏の暑さは覚えているのに、自分に起きた出来事なんてほとんど覚えていないものだ。
これが大人になることならば、せめて記憶を記録として残したくなった。
もう思い出せない記憶だらけだが、昔の自分に合う訓練と人生の記録を残したい。