ここのところ慌ただしくて、意識朦朧とした日々が続いたのだが、少し落ち着きホッとする。滋養強壮のため処方箋によりRARE EARTHを聴く。レアアースの活動歴は古く、前身バンドは1961頃から活動していたようである。モータウンが設立したレコードレーベルのレアアースと契約し数々のヒット曲を出し、レーベル最高の稼ぎ頭となった。メンバーは次の通り。①Pete
Revera(dr、percussion &vo)②Gil
Bridges(woodwinds vo percussion flute)③John Persh(ba&vo)④Ray Monette(gr&vo)⑤Mark Olson(key&vo)⑥Ed Guzman(conga&percussion)。
一般的にはサイケデリックソウル(ロック)といったカテゴリになっているバンドだが、Vanilla FudgeやIron Butterflyに似たテイストを持った音楽性である。デビュー作に収録のヒット曲"Get Ready"は21分くらいある長尺だが、圧倒的パワーで終始押し捲る名演奏である。Facesの名演でも馴染み深い"~Im loosing you" のレアアースバージョンもなかなかの演奏である。彼らの楽曲、とくにヒット曲はモータウンの先輩The Temptationsのものが複数あり、オリジナルの偉大さも再認識出来る。本作品では"I Just Want To Celebrate"(N.Zesses,D.Fekaris)が良い。最後の曲"Under God's Light"(R.Monette,M.Olson ,E.Guzman)のギターソロは、Creamの"Budge"でのクラプトンのソロに似ていて、とても情感豊かで好みである。