本日激暑につき、フラフラで溶けそうな一日であった。こういう日に限って、不快な人間に遭遇する確率高し。只でさえ気温の急激な変化で血圧上昇するのに、加えて怒りで循環器に不要な負担を掛けてしまう。処方箋により、アバの爽やかな歌声を聴いて神経を休める。アバと言えば、オーストリア映画の「プリシラ」(1994年)を思い出す。テレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアースの3人が様々な悩みを抱えたドラァグクイーンを演じている。話の柱は、ヒューゴの昔の奥さんの依頼で、3人は遠方の観光地にショーをしに行くのだが、真の目的は、ヒューゴが元奥さんとの間にもうけた息子との再会であった。珍道中で3人がアバを話題にしているのだが、確かメンバーの糞便を盗んで瓶詰めにして保存した話とか…であった。会話の内容からして、アバはどうやらドラァグクイーンに人気があるグループのようである。映画自体はとても面白くてホロリとさせる名作である。名曲だらけの怪物グループのアバであるが、一番好きな曲は"SOS"である。