今日、会社のトイレに入ると、タバコの箱が落ちていた。

5.6年前までは、ピースを1日3箱も吸っていたヘビースモーカーだった僕は、懐かしくその箱を手にした。

マイルドセブンも変わったな~

と見ていると

「マイルドとありますが、害が少ないと言う訳ではありません。」

とか、

「吸ってる貴方は、吸ってないあの人より1.7倍死ぬ可能性が大きい」

とか

「ニコチンは依存性があるから吸い出すと止められなくなる」

とか、箱のあちこちに書かれていて、パッケージの美しさの欠片も無かった。

まるで、吸うのは自殺行為だといわんばかりに、、、、、、


こんなもん、何で吸ってるんだろう。

と止める事ができた僕は思うんだけど、止められない人はいるんだろうな~。

確かに吸っていた時は、タバコで死ぬんなら本望だと思っていたもんな~。


僕がタバコを止める事ができたのは、実に明確で

体に悪いとか、他人に迷惑とか、金銭的にとか、新築した家がとか、そんなもんじゃなかった。

ただ、ライターに縛られて生きるのがイヤになったからだった、、、、、、


ある日友達と山奥に釣りに行った。

ヘビースモーカーだった僕は、車には必ず1カートン、胸ポケットにも2つは箱が入っていた。

ダム湖の奥へ船で行き、ポイントに付いて1服しようとすると、タバコはあるけど、ライターが無い。

もう、そうなると、居ても経ってもいられない、次第に苦しくなってきて、息が出来ない位、吸いたくて吸いたくて仕方が無くなった。

陸に僕だけ上がり、乾いた木を擦って火を起こそうと必死になっている僕を見て

その時、一言、ノンスモーカーの友達に

「たかが100円ライター1つに、そこまで翻弄されて縛られて生きているなんて、、、、、、」

とボソッと言われ、僕は我に返った、、、、、、、

それから、タバコはきっぱり止めた。

とは言っても、ピースを1日60本も吸っていた僕が、簡単に止められる訳も無く、ニコレットとブラックブラックガムを噛みながら、必死に吸いたい衝動に2ヶ月耐え、禁煙に成功した。

くじけそうになる度、100円ライターを見つめ、

「たかが100円ライターに縛られて生きているなんて、、、、、、」

「自分が決めた禁煙を、自分で破ったら、自分に負けた事になる!」

そう自分に言い聞かせて、、、、、、、

きっと体の為とか、人の為とかでは止められなかっただろう。

自分の人生、自分の物。自分に挑戦して、自分に勝ってやる。

その気持ちがあったから、禁煙に成功したんだと思う。


もし、禁煙したい人が居たら、こう思うと良い。

そのタバコを吸ってしまったら、自分に負けた事になるんだと、、、、、、、、

それでも「自分に負けても良いわ~」と吸うやつは、死ぬまでつまらない人生を送るだろう。

なぜなら、自分に勝てないやつなんて、一生負け続けて死ぬんだから、充実した一生が送れるはずが無い