初めに、これは実話である。

ニュージーランドの片田舎に住むバートマンロー
彼は16歳の頃、初めてバイクを買い、1920年、20歳の時、生涯の恋人インディアン社の「ボーイスカウト」に出会った。

このインディアン、最も古いアメリカバイクブランドで、1901年、ハーレーの2年前に創業している。
V型2気筒エンジンを搭載し、クラッチレス、ギア無し、ベルトドライブで、ハーレーよりパワフルが売りだった。

しかし1953年、経営不振により全ての製造を中止した。
現在でも、インディアンの名はアメリカン乗りで知らない者は居ない位伝説的で、アメリカン乗りとネイディブアメリカンのアクセサリーを結びつけた1つの要因となっている(と思う)

カワサキのドリフターは400ccと1500ccがあるが、共に、このインディアン社製のバイクを原型にしている(と思うほど良く似ている)


と前置きはこれ位にして、このバートマンローと言うおっさん。
実は農場経営をしていた親父のすねをかじってレース三昧の道楽者。

初めて買ったサイドカーを改造して、地元のレースでスピード記録を樹立していった。

その道楽に愛想をつかされて4人の子供がいるにも関わらず離婚。

1人になっても20歳で出会った生涯の恋人を60歳を越えても愛し続け、600cc、2気筒だったエンジンを4気筒にし、独学で改造を重ね、世界1の最速記録樹立を夢見るのだった。

当時、この「ボーイスカウト」は新車でも最高速度88キロ。

このバイクで288キロの世界記録を樹立してしまうんだから、常人ではない。

しかも、このじじ~。頑固でバイク以外の事は全くの無知。

でも、しっかりとした人生哲学を持ち、マイペースで、ユーモアセンスがあり、何故か周りから手を差し伸べずには居られない愛すべきじじ~。

64歳にもなるじじ~が、行きずりのエッチをして「え~!!」と、、、、、、

愛すべきじじ~が、オスに見えて、ちょっと生理的に拒否反応が出そうになったが、見ているうちに、単なるヒーロー物では無く、人間臭さを醸し出すのにこのシーンは1役買ってるな~と思い、かえって好感を持たせてくれた。

この人間臭いじじ~。ラストの記録挑戦シーンでは、思わず親近感を持って心から応援してしまった。


途中、出発の時、見送ってくれる仲間が少なく、ショゲているじーさんの後ろから、対立していた暴走族のような若造が選別をくれ、港まで一緒に走ってくれるし~んには、思わず涙してしまった、、、、、

大好きなアンソニーホプキンスが主演で、バートマンローのノンフィクション、加えて僕はバイク乗りなので、面白くないはずが無いと思っていたけど、部屋を暗くしてプロジェクターで映画を見ると、必ずと言って良い程寝てしまう連れが、ず~っと起きていた所を見ると、きっと万人が見て面白いと思うんだろうと核心する。


絶対見るべし!
久しぶりに余韻に浸れる良い映画でした。