こんばんわ、やまたてです。
 
行ってきました。尾瀬
今回の旅程は、こんな感じになります。
都内から深夜高速バスで福島側の尾瀬入口となる御池登山口へ。
早朝、登山開始。御池登山口から広沢田代を抜けて燧ヶ岳山頂へ。
山頂から見晴新道で下山し、見晴台にある尾瀬小屋でランチ。
尾瀬ヶ原を進み竜宮小屋で一泊。
翌早朝、尾瀬ヶ原を抜け、山の鼻。山の鼻登山口から至仏山へ。山頂から小至仏山へ縦走し、鳩待峠へと下山。
群馬県側の尾瀬戸倉まで下りて高速バスで新宿バスタへ。
 
一日8,9時間の山行、1泊2日尾瀬を縦断する旅程です。
 

 
いつもの通り、毎日あるぺん号を使って、早朝到着。
今回は、浅草発、会津行の尾瀬夜行列車~専用乗換バスという選択肢もありました。
が、やはり、寝て起きたら現地、の魅力は強いです。うまくいけば7時間は継続して眠れますから。
 

 
ちょっと準備していると朝の5時。だいぶ明るくなってきました。
 
 
登山口はこちら。準備を整えたバス同行者は、さっそく入山しています。このうち、何人とまたお会いすることになるのでしょう。
 
 
登山道は、木道があったりなかったり、最初から急な登りが続きます。
 
 
天気は晴れ。雲が不死鳥のように浮かんでいます。
 
 
広沢田代という湿地帯を抜けて行きます。
 
 
小さな池に見えるのは池塘といわれるものです。
 
 
景色を見ながら散策。
そんな風にイメージされるかと思いますが、実際は、違います。
足下ばかりみています。
 
 
なぜなら、木道が不安だからです。
これは、燧ヶ岳ではなく、尾瀬全般的にいえます。
 
木道が頼りない。
 
まるでトラップのように、時折、抜けているのです。
そのため、常に足下に意識を向けていなければなりません。
 
 
そんなわけで、時々立ち止まっては風景を見ては、写真を撮ります。
ダメ、歩きスマホ、ダメ。
 
 
燧ヶ岳は標高2356メートル。東北地方以北で最も高い山になります。
今回は登り4時間、下り3時間のコースですので、結構疲れます。
景色万歳!は一部で、大半は、草木や岩とのにらみ合いです。
 
 
振り返ると、湿地帯がゴルフ場のようです。あら素敵なお例え。
 
 
一つ目のピーク俎嵓に到着。燧ヶ岳は俎嵓柴安嵓など5つのピークの総称です。
先に見えるのは、柴安嵓です。まだ、終わりではありません。
 
 
くだるんかーい!とぶつぶつ文句を言いながら、柴安嵓を目指します。
 
おうおうおう。また高いじゃないの。
何度登山を経験しても、慣れることはありません。苦しいです。
 
 
そして到着した山頂。
疲れきって、指がレンズに被っていても気付きません。
 
 
尾瀬沼が見えます。
 
 
これから下りていくゴルフ場、いえ、尾瀬ヶ原も見えます。先には翌日に登る至仏山が構えます。今回、1泊2日で、二つの山を登るわけですが、縦走と違い、一度しっかりと下りなければならないために、体力的にはかなりしんどいものとなります。
 
 
下りる先は、尾瀬ヶ原方面なので、見晴新道を使います。
実は、この道、知る人ぞ知る悪道らしく、そこかしこに、ぬかるみがあります。雨が降ると、1,2時間かけ迂回するハイカーもいるようです。
今回はしばらく雨が降っていなかったので、ぬかるみは大したことはありませんでした。
それでも、ちゃんとぬかるみはあったので、少しでも雨が降ったら、避けることをオススメします。
 
 
麓につくと、にぎやかな光景を目にします。
泥臭い山道を下りたら、急に観光地なので、びっくりします。
こちらは、最も活気づいていた尾瀬小屋さんです。
おしゃれなテラスとフードがあります。
 
 
まさか山小屋でフレンチトーストをいただけるとは。
 
 
テラスのリクライニングチェアーに腰掛け、尾瀬を眺めながら、いただきます。
極上のひとときです。
 
 
甘い物を食べて、元気が出たら、尾瀬沼を通って、今夜のお宿、竜宮小屋を目指します。
 
 
秋の風景、草紅葉は、あと少しかかりそうです。
 
 
前を歩くご夫婦、仲がよさそうで素敵でした。
 
 
30分ほど歩いて到着、竜宮小屋。
小さな林と小川の先に、急に現れた小屋でした。幻想的な感じもして竜宮と言う名はぴったりです。
 
 
中は古風な感じです。古い建物ですが、清潔感があります。
 
 
2階がお部屋になります。
 
 
この部屋まるごと、私のお部屋です。
人が多いときは相部屋になることもあるようですが、私は運がよかったです。
さらに尾瀬の小屋は、たいていお風呂があるので、気持ちよく過ごすことができます。トイレももちろん水洗です。
 
 
お風呂上がり、夕暮れ時、ぼーと外を眺めていると、心が洗われます。
 
 
夕食はこんな感じです。どれも美味しかったです。
 
 
翌日は、燧ヶ岳よりも低い至仏山なので、楽な気持ちで、夜を過ごしていました。
このとき、まさか、あんな地獄が待っているとは思いもしなかったのです。
 
至仏山編はまた、次回にお届けします。ではでは。