残業代請求ナビのブログ
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2010.03.09 勉強会も残業第請求の対象です。

勤務時間外の勉強会も会社の指示によるものであれば、当然残業時間になります。

荒尾市民病院(荒尾市)は8日、昨年8月から同10月までの3カ月間、看護師ら137人に対し、残業代約450万円の不払いがあったと明らかにした。同日の市議会全員協議会で報告した。

 同病院によると、昨年10月の電子カルテ導入を前に、入力操作などの勉強会を勤務時間外に随時実施。参加した看護師121人、事務職員10人、医療技術者6人が超過勤務手当を病院側に申請していなかったという。

 玉名労働基準監督署が昨年12月、是正を勧告し、病院は今年1月の給料で不払い分を支給した。副院長の荒牧正弥さん(55)は「労務環境の改善に努めていきたい」と話した。

=2010/03/09付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/157127


この記事のように、不払い分をすぐに支給し、労働環境の改善を行ってくれるのは、本当に素晴らしいですね。

多くの企業がこのように、よりよい労働環境を、労働者に提供するようになることを願います。

2010.03.09 残業代が1億円!?

残業代が1億円とは、大げさなタイトルだと思いましたか。


実は、これは、企業側が請求される可能性のある金額の話です。


例えば、


月20時間の残業というのは、それほど珍しい話ではないと思います。


割増の残業代が1時間当たり2,000円と仮定すると、

2,000円×20時間=40,000円


社員が100人とすると、

40,000円×100人=4,000,000円


社員100人が請求したとなると、なんと、ひと月で400万円です。


残業代の請求は2年間さかのぼれますので、

400万円×24ヶ月=9,600万円、約1億円になるのです。


もし、この金額を一度に支払うことになったら、

経営が立ち行かなくなる企業もあるのではないでしょうか。


企業側にも、きちんとした対応が求められているのが

残業代請求の問題なのです。

2010.02.05 35歳を救え。

J-castニュースより。昇進すると残業代が出ない。とありますが、
これは違法なサービス残業である可能性が高いですね。
「だからと言って、どうすればいいんだ?」という方もおおいと思います。
仕事があるだけマシ。そんな風にして我慢していると、私たち団塊Jr.の世代や、若年層はどんどん不利な立場に追いやられるのではないでしょうか?

『"35歳"を救え』にも掲載されている、総務省などの調査を基にした統計によると、30~34歳男性の所得分布が平成9年では年収500~699万円が最も高い割合を示していたが、平成19年ではピークが300~399万円まで下がった。勤務先の業績不振で年収が100万円以上下がった男性、夫の会社の倒産で収入が激減し、子ども3人を育てながら週5日の深夜アルバイトに出る女性――。『"35歳" を救え』には、悲惨な事例が描かれている。

ネットの質問サイトにも、不安の声が寄せられている。「発言小町」には、35歳会社員の男性が、「結婚したい気はありますが、安月給で手取りが20~25万。見合いするにも相手に申し訳ない気持ちになります」と打ち明け、「安月給でも結婚していいのか?」と疑問を投げかけた。出産を控えた29歳女性からは、33歳の夫が契約社員から正社員に昇格したものの、基本給が16万円程度に下がり、不安を募らせた。また、「夫が昇給しない」というトピックスでは、29歳妻は同じ年の夫について、「手取りは18万円、勤続7年で昇給は1度きり。昇進した場合は残業代が出なくなるため、手取りとしては今より給料が減るそうです」と書き込んだ。

http://www.j-cast.com/2010/01/23058330.html

私たちの権利について、もっと真剣に考える時かもしれません。

2010.02.02 日本の残業は、異常?

今日は、世界の残業事情を調べるためにアメリカのウィキペディアを見ていました。


そうしたら、「In Japana」という始まりで、

日本の残業について書かれていました。


まずは、その英文を見てください。


In Japan this is a widespread, almost standard work place practice and can in extreme cases lead to the Japanese Karōshi phenomenon of death-by-overwork (usually a stroke, sometimes suicide). A firm might pay 20 hours of overtime per month but to meet their superiors' deadlines and expectations, employees will have to put in many more hours which do not show up officially.[3] The practice is called "sābisu zangyō", "sābisu" meaning "service" and "zangyō" meaning "overtime", essentially "free overtime".

(Wikipedia Overtimeより)


実は、この英文の上には、アメリカのほとんどの州で禁止されている残業に関する事項が並んでいました。

例えば、

・実際に働いた時間を記録させないこと

・実際に働いた時間より少なく申告させること・・等


そして、このようにアメリカで禁止されていることは、

日本では普通の職場で広く行われている習慣だと紹介されています。


わざわざ「In Japan」と紹介されているところから、

やはり、日本は特別(異常?)なのだということを感じさせれます。


サービス残業という日本後が最後に紹介されているのが面白いですね。

2010.01.28 残業代がつかないのは、当然・・・

会社の雰囲気で残業代なんてつくわけないと
思わされることがあるのではないでしょうか。


私も昔は、よく残業していました。


働き始めの頃は、残業代がつくなんて一部の一流企業だけで、
普通は残業代なんてつかないのが当たり前、と思っていました。


残業代なしで働いている先輩や上司を見て、
それが、当然だと思っていたのです。


中には「残業代なんて、つくわけないだろ」と言ってくる先輩もいました。



しかし、労働基準法で定められている内容を知った今、



残業代がつかないのは、当然・・・ではないのです。


残業代がつくのが当然なのです。


残業代がつかないと違法になってしまいます。



若かった私は、そんなことも知らずに、
毎日、サービス残業をしていました。


あなたは、これからどれだけ今の会社で働くでしょうか。


サービス残業をずっと続けることを考えると、
残業代を支払ってもらう方法を検討することも必要だと思います。