The Lady Vanishes

『バルカン超特急』　　　アルフレッド・ヒッチコック監督。

後に多くの作品に影響を与えた、ヒッチコック監督の英国時代の代表作の1本。ヨーロッパの小国バンドリカに立ち往生してしまった列車の乗客たちは、やむなくホテルに一泊する。真夜中、そのホテルで殺人事件が発生。そうとは知らない乗客たちを乗せた列車は翌日発車するが、今度は車内にいた老婦人の姿が忽然と消えてしまい、乗客の誰もが「そんな婦人は見たことがない」と証言する。ただひとりの女性を除いて…。列車という閉鎖された空間の中で、謎を残して消えた老婦人。いわゆる密室サスペンスの元祖と言える作品だが、列車の乗客たちが結婚を控えたアメリカ人女性、クリケット好きなふたり連れなど個性豊かな面々。冒頭のホテルでのやりとりも含めてユーモラスで、緊張感はやや希薄だが、実はその全員がバンドリカのスパイで、老婦人は英国のスパイという大胆な展開には驚かされる。なお本作は1979年に『レディ・バニッシュ／暗号を歌う女』（監督アンソニー・ペイジ、主演シビル・シェパード）としてリメイクされた。（斉藤守彦）～Amazon

いや～最近ヒッチコックばかり観てるけど、実は何十年も前にヒッチ作品はビデオレンタルで借り倒してたの。でもさすがにウン十年前だから結構忘れてて、思った以上に楽しめました。中でもこのバルカン～は、あれ？こんなハナシだったっけ？？てな具合に、結構忘れてた！いや～やっぱりヒッチコックは面白いわ。原題の通り、”淑女の消える”物語なんだけど、ここまで展開が大きくなってたとは。まーとにかく心してご覧あれ！ものすっごく面白いです☆☆☆