I, Tonya | Voulez-vous couchez avec moi,ce soir?

I, Tonya

『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』  クレイグ・ギレスピー監督。

フィギュアスケート界を揺るがしたスキャンダルを描いた実話。天性の才能と努力で2度オリンピック代表選手となったトーニャ・ハーディング。しかし、彼女の夫だったジェフ・ギルーリーの友人がトーニャのライバル、ナンシー・ケリガンを襲撃し…。~キネマ旬報社

 

稀代の悪女、トーニャ・ハーディングの知られざる真実の物語。2017年アメリカ映画。あのナンシー・ケリガン殴打事件の首謀者として、長らくマスコミを沸かせ、とんでもないモンスターとされてきたトーニャ。しかしその実像とは…。 幾分トーニャに同情的だとする向きもあるが、真実はこのようなものだったのかもしれない。本国アメリカでは活躍しているときから問題児とされていたようだが、日本ではそこまでの情報はなかった(スケートマニアの間では有名だった??)。お嬢さんばかりがフィギュアスケーターになるのが当たり前で、それはどの国も同じである。が、トーニャは全然違っていたらしく、そこが関係者にとっては問題だったという。故に何かと差別を受けるとトーニャ自身は主張していたが(真偽のほどは定かではない)、そのへんの事情も併せて観るとなんともドラマチックで興味深い女性かと思う。本作を観て全面的に信用することは出来ないまでも、以前よりトーニャへの印象はいいものになってきた。これはおもしろい映画だ!尚、トーニャ役はハーレイ・クインのマーゴット・ロビー。え?ちょっと美人すぎやしないかい?ご心配なく。トーニャに大分近づいてました。さすがの女優魂!