そもそも…
海外の学会では…
学会発表するときに発表の申し込みをすると…
内容の薄そうな発表では…
お断り
となる場合もあるのに…
日本の耳鼻科の学会では…
発表者が少ないためにほとんどの学会で発表申し込みの期限が過ぎているのに…
発表する人が少ないので…
「演題の締め切りを延長します」
というメッセージがほとんどの場合でホームページ上に出る
それでも発表者数が少ない場合は…
学会主催者の直接の知り合いの大学(教授)や医療機関(部長)に連絡があり…
「誰か発表する人、出してくれませんか」
と頼み込まれることまである
そこまでして発表をしようとするとどうしても発表内容の質が下がってしまう
薄いカルピスの出来上がりである
なら解決策は…
学会自体をよく似た類のものは合併、統合してコンパクトにすることしかない
ただ、学会を新しく増やそうとするときは増やしやすいが、減らすときは勇気がいる
結局…
誰が得してるのかというと…
学会を主催した主管大学ということになる
参加する人数が多ければ多いほど参加費が主管大学に入る
ちなみに…
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会の…
学会参加費は18000円である
第125回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会 (mediproduce.com)
なんだかこの構図…
自民党の政治資金パーティーみたい
もちろん不正なものは何もありませんが…
パーティーを開いて資金を集めるみたいでなんだか…
また…
国会議員の構図とも似ているような気がして…
国会議員の数は以前は選挙のたびに
「議員数を減らします」
などと公約を掲げて…
威勢のいい国会議員もいましたが…
誰も公約を守った人はいません
こんなこと言うと…
「地方の方々の意見を吸い上げるためにある程度の国会議員の数は必要なんです」
と反論されるが…
「意見を吸い上げられたことは一度もない」
学会も一度は細分化されて数が増えすぎましたが…
国会議員ではありませんが…
集約して密度の濃い学会にしていただくと…
参加意欲がわくのですが…
やはり濃いカルピスのほうがおいしい
しかもコロナ禍のおかげ?でオンデマンド配信などもあり、わざわざ参加しなくてもWebで見ることができる
仕事を休まなくても興味ある演題はWebで見ることができる
ただし、学会参加費は払わないといけないので高額だが…
そんなこんなで…
悩みはつきません