先日の問題の大切なところは医者がどちらの側に立つか?

 

「立ち位置」の問題です照れ

 

つまり…

 

1)医者というプライドの高い、偉そうな立場に立って、自分の診療科というテリトリー(安全域)で患者さんと向き合うのか

 

2)目の前で困っている患者さんの側に立って一緒になって解決策を考えるかです

 

もちろん、私も他科の先生にお願いした方がよいときは紹介状も書きますし、他科の受診を勧めます(多分、誰よりもよく紹介状は書いている方だと思います)ダッシュ

 

実際、毎日…

「咳が止まらないんですガーン

咳で寝られないんです泣

咳止めを出されるけど治らないのでこちらに来ましたアセアセ

と喘息の患者さんがよくお見えになりますガーン

 

以前にもブログで書きましたが…

「痛みの中に優しさあり」

正直、喘息になったことがない呼吸器の専門医より、喘息で苦しんでいる耳鼻科医の方が患者さんの気持ちに寄り添えます爆笑

もちろん喘息や癌を診る医者に同じような喘息や癌になってくださいと言っているのではありませんニヤリ

少しでいいので喘息や癌になっている患者さんの側に立つ気持ちをもって頂きたいと思うのですお願い

そうすれば自ずと患者さんの話を聞いて…

「大変だったですね」という言葉が出ます照れ

その一言でどれだけ多くの患者さんの気持ちが楽になることか…ショボーン

 

そして今日も咳が止まらないと来られた患者さんに言ってしまいます…驚き

 

私は耳鼻科医ですアセアセ

本来は呼吸器科で見る病気なんですが…

こちらで診せてもらったのでいいですかとお願い

 

これが現状なのです真顔

 

 

つくづく思うのは「大病院に勤務する医者」と「自分でクリニックを開き医療を行う医者」との根本的な違いプンプン

 

両方で働いてみて根本的に違うのは…

 

「どれだけリスクをとるか(責任をとれるか)」

ということです上差し

 

つまり、大病院のうちの一スタッフとして働くときは何か患者さんとトラブルがあった時に大病院が責任をとってくれますバイバイ

個人ではリスクはほとんどとらなくてよいです照れ

 

クリニックで診療にあたるとき、トラブルがあった時、誰も助けてくれませんガーン

リスクをしょい込みますえーん

ミスが許されないからこそ、一人一人真剣に診るのです物申す


つづく…