成人喘息の患者数は増加傾向にあり、医師により診断され、治療中もしくは症状のある成人の約5~9%程度が喘息を患っていることが判明しています
では、成人喘息が増えている理由は…
環境要因:
成人喘息は複数の遺伝要因と複数の環境要因の相互作用で発症する多因子疾患と考えられています。
特に、胎児期から生まれて早い時期の環境の影響が大きいとされています。
大気汚染、食べ物、アレルゲン、微生物、抗生物質の使用などが成人喘息発症と関連していると言われています
大気汚染:
喫煙の影響が大きいとされています。
大気中の汚染物質や微小粒子が気道に刺激を与え、喘息の発症リスクを高める可能性があります
微小粒子の代表格が黄砂やPM2.5です
春に偏西風にのって飛来することが多く、先日は私もやられました
遺伝要因:
両親に喘息がある場合、子どもの発症リスクが高くなることが報告されています。
遺伝子素因やアトピー素因も影響を及ぼす要因です
BMI(体重指数):
高いBMI(肥満度)が喘息発症のリスクを高めることが報告されています
他人事ではありません
性差:
成人では女性の有病率が高くなります
妊娠や出産なども関係しているとされています