厚生労働省からの通達です
応招義務の考え方及び適切な医療提供のあり方について
…患者が発熱や上気道症状を有している又はコロナにり患して いる若しくはその疑いがあるということのみを理由に、当該患者の診療 を拒否することは、応招義務を定めた医師法(昭和 23 年法律第 201 号) 第 19 条第1項及び歯科医師法(昭和 23 年法律第 202 号)第 19 条第1項 における診療を拒否する「正当な事由」に該当しない。
つまり患者さんが熱がでてしんどいから病院を受診したのに、これまでは「うちは発熱外来をしてないから新型コロナはみれません…」といって断られていたのが、断ってはだめですよということです
コロナが始まる前と同じようにどこの病院に受診してみてもらってもOKなのです
当たり前のことですね
約4年前に新型コロナ騒動が始まって全世界の人々が多くの困難に立ち向かい、戦い、涙をし流し命を落とした方もおられます
2020年年始に日本に新型コロナが入り、先の見えない中、差別や恐怖に苦しめられた方も多かったでしょう
そのような中、専門知識を有し最前線で戦うことができたのが医療関係者でした
いえ、そうすべき誓いを立て医師になったはずでした
※そのとき、当院のホームページに掲載した文章を「新型コロナ診療が令和6年4月より変わります その2」にご紹介します。当時は悲壮な覚悟で臨んだものでした
しかし、多くの患者さんもお分かりになったことと思いますがホームページなどには「地域の皆さんのために…」「困ったときのかかりつけ医として…」と書いておきながらどれだけ多くの医療機関で診察を断られてきたことか…
最初は公的機関にかけあいPCRセンターを作り、公的資金で大量に検査できる体制を作ろうと働きかけましたが当然断られました
ところで、世の中には2種類のタイプの人間がいます
問題が生じたときに「やれる理由を探して実行する人間」と「断る理由を探してやらない人間です」
地元の方々は見てこられたと思いますが私は早急にPCR検査機器を自院で買いそろえ戦いの最前線に撃って出ました(最終的に10台購入しました)
長期の休みの際にはスタッフの協力もいただきゴールデンウィーク、お盆や正月も休みもなくクリニックで発熱者を受け入れ戦ってまいりました
当院で1日にこられたコロナ陽性者は最大64名の日がありました
しかし、国が発熱外来に手厚く診療報酬を支払うと発表するや否や、まあ見事に多くの医療機関が手のひらを返し発熱外来を始めました
国の政策は見事にうまくいきました
しかし、結局はそのための財源はこれから我々の税金として負担せねばならないのですが…
多くの医療機関が発熱外来を始めたため休みもとれるようになり、当院では約1年前から発熱者も普通に診察させていただいております
これが当たり前なのです
やっと普通に戻るのです
人生は1回きりです
どのような人にも平等に1回しか与えられていません
みなさん、知らないかもしれませんが意外と一生って短いですよ
私はいつも携帯に「やりたいことリスト」を作って完遂していっています
失われた4年を取り戻す旅にでましょう
※人類はおよそ10年おきに大きな災害や困難に見舞われているようです。
また私の出番があれば最前線に撃って出る覚悟はもっていますので、それまではお互い人生を力いっぱい楽しみましょう