少し日がさかのぼりますが,立春の前に地元の天満宮の節分祭に参加しました。

こちらの天満宮では菅原道真公が祀られており,垂れ幕にもあるようにあちこちに梅のデザインが見受けられます。

菅原道真公といえば飛梅伝説で有名ですよね。
道真公は庭木(梅,桜,松など)を大切に育てておられたそうです。
道真公が政争に敗れて大宰府へ左遷されることになり,特に愛でていた梅の木に道真公が残した歌がこちら![]()
東風ふかば にほひをこせよ梅の花
あるじなしとて春なわすれそ
(訳)東風が吹いたら(春が来たら)芳しい花を咲かせておくれ,梅の木よ。(大宰府に去ってしまった)私がもういないからといって春の訪れを忘れてはならないよ。
梅の花が咲くころになると思い出す,昔から好きな歌のひとつです。

道真公が去った後,寂しさのあまり庭の桜の木は葉を落として枯れてしまったとか。
松と梅の木は道真公を慕うあまり後を追って空を飛び,松は摂津国八部郡板宿(現在の兵庫県須磨区板宿町)のあたりで力尽きてその地に根をおろし,残った梅の木は一夜のうちに大宰府まで飛んでいき,道真公のもとに降り立ったそうです![]()
和歌とともにこの空を飛ぶ梅の伝説も幼い頃から好きで,受験の際には福岡の太宰府天満宮にお詣りをしたのを覚えています。

そんな伝説を思い返しながら梅園の梅の花も愛でてきました。
神職さんの祈祷の後,古式追儺(ついな)式が始まりました。
追儺式とは,疫病や鬼,邪気を払い,新年や節分に無病息災を祈る日本の伝統儀式です。

こちらの神社の追儺式では,神職さんが邪気を払うために矢をあらゆる方角に放ちます。

神職さんの衣装にも梅のデザインが施されています。
神職さんいわく,落ちた矢を持ち帰るのは結構ですが,決して人と争わないように。争うと福が逃げてしまいますよ,とのこと。
そんな忠告はどこ吹く風。
矢が放たれた瞬間,境内に落ちた矢をめがけて皆さん我先にと駆け寄って手を伸ばしておられました。
さすがの神職さんも苦笑い![]()
午年だけに,馬耳東風とはこのことでしょうか![]()

お土産にした梅が枝。
本場の福岡県の太宰府天満宮の梅が枝餅は餡子を包んだ焼き餅。こちらの天満宮の梅が枝餅は餡子を柔らかい求肥に包み,梅の焼き印が押してありました。
どちらの梅が枝餅も「梅」とあるものの梅は入っておらず,焼き印のみです。
求肥がとっても柔らかくて美味しかったです![]()

柊(ヒイラギ)の枝もいただきました。
柊は冬に花を咲かせ,魔除けの効果がある常緑樹。
たしかに小さな白い花が咲き終わったところのようでした。
柊の枝に焼いたイワシの頭を差して玄関に飾るというのが昔から鬼や厄災を家に近づけないためのまじないで,魔除けになるそうです![]()
今日は一段と風が冷たく,朝から気温があがりません![]()
外はまるで冷凍庫![]()
身体を温めるため,柚子+金柑の甘酒をつくってみました。

甘麹を2~3倍に薄め,温めながらゆず果汁と生姜のすりおろしを加え,最後に金柑のスライスを乗せてみました。
甘麹のレシピはこちらです![]()
ゆずの香りがふんわり香り,甘酒の甘さに金柑のほろ苦さも加味され,パンチのきいた生姜で体もじんわりと温まりました![]()
寒い寒い週末となりました。
みなさまもどうぞ暖かくしてお過ごしください![]()
