こんにちは。
ざまねこ卒業ニャンズ紹介のお時間となりました。ナビゲーターのやまぽこです。
今回のお話は「サン、あや、すーたん」のこと。
母猫と一緒にいたところを保護され、それぞれずっとのお家へと辿り着いた子たちのお話です。
保護の後、母猫は不妊手術をして元の場所へ(TNR)、三兄弟は一匹ずつに分かれて預かられることになりました。
保護時、子猫はみんな風邪を引いていて状態は良くなく、お腹はぺこぺこ。兄弟と言えども生存競争。大きい子は1.7キロありましたが、小さい子は1.2キロ。お外で生きていくのは本当に厳しい。
この三兄弟、後日、同じ譲渡会でそれぞれ幸せ切符を手にしました。譲渡会のご参加、本当にありがとうございます。
↓ 今月も開催します ↓
可愛いニャンズとお待ちしております
以下、タイトルの通り サン → あや → すーたん の順番でご紹介していきます。
「サン」のこと
三匹の中で唯一の男子、サンくん。名前の由来は英語の太陽(sun)とフランス語の健康(santé)から。そんな素敵な名前をつけてくれた預かりメンバー、conyanco に話を聞いていきます。
やまぽこ(以下 や):まずば保護された当時の様子を教えて下さい
conyanco(以下 C):サンくんは三匹の中では一番小さく1.2キロ。風邪は一番ひどい状態でした。目、鼻、耳の中まで真っ黒に汚れていて、くしゃみ、鼻水、目ヤニも酷い。そんな状態なのにフガフガ言いながら、モリモリご飯を食べていましたよ。捕獲隊の話では、捕獲機が閉まってもご飯を食べ続けていたとか。
数日はすごい勢いで食べていました。もうお腹がパツパツ。お腹壊すんじゃないかと心配で、適切な量を回数小分けにしてあげたり工夫しました。
や:わぁぁぁ。言葉もないです。保護できて本当に良かった。投薬はスムーズにできましたか?
C:それがとても人懐こい甘えん坊さんで!初日から人を怖がる様子もなく、それどころか触ると顔を押し付けて来たんですよ。目薬自体は嫌がりましたが、手を怖がることもなく、飲み薬はご飯に混ぜ込んで完食です。小さくて弱ってはいましたが本当に活発で可愛らしい子です。預かり翌日から遊ぶ様子も見られ、うちのインコに話しかけたりしてました。病院でも鳴くこともなく淡々としていて、本当に驚きました。
↓預かり10日も経つと美猫に変身!
や:同じ猫なんてびっくり。初日のホラー写真が嘘のようにとっても健康的になりましたね!
C:ただ、三週間ほど経つと再び寄生虫がでました。お薬が続いても人間大好きなキャラメルボーイは変わらず。うちにお客さんが来ても、逃げ隠れする家猫の代わりにサンくんが接待してくれたくらいです。
や:それはメロメロですねー。お届けの時の様子はどうでしたか?
C:そんなサンくんですから、新しい家族皆さんに抱っこされ、すぐに馴染んでいました。
お迎え主さん達と
conyanco と
や: conyanco の丁寧なケアで華麗なる変身を遂げたサンくん、おめでとう!
サンくんの新しい名前は『ブン太』です。
最後に conyanco からメッセージをお願いします。
一年の中で一番寒い時期をお外で過ごし、生き抜いてきた子。これからは優しいご家族と安全安心なずっとのお家で幸せになってほしいです。ミケちゃんのが人気の柄とは知っていましたが、サンくんの登場で茶白(茶トラ)も人気と知りました!
「あや」のこと
あやは三匹の中では一番大きく、保護時1.7キロありました。あやの預かりは gokutoku 。実はこの方、行く先々で保護猫に出くわすという、猫神様に取り憑かれているメンバーなのです。
や:まずは保護時の様子を教えてください。
gokutoku(以下G):うちに来た時はとても大人しくて、されるがまま。お三毛様としてはとても穏やかな感じ。でも人間はそこまで好きではない様子でした。人がいない時を見計らってご飯を完食。風邪で鼻詰まりだったので、投薬はちょっと無理矢理ですが、頑張ってもらいました。
や:出だしからサンくんとは随分違いますね。
G:駆虫やワクチンを終えてから、当時預かりをしていたアイビィと合わせてみたら意気投合。人間はイマイチなれど猫大好き、猫社会の社交性抜群と判明。
や:人間はイマイチ、というと、人慣れはどんな感じでしたか?
G:触ることはできる、ネットに入れての爪切りもできる。でも抱っこをすると「シャー!」。ここからは許されない領域のようでした。病院ではお利口さんで、先生にも看護師さんにも「可愛い、可愛い」と褒められました。
や:世渡り上手ですねー。サンくんは後から寄生虫が出ました。あやちゃんは体調面、どうでしたか?
G:風邪症状は10日間くらい経つとかなり良くなりました。食欲止まらず。駆虫も問題なかったです。ただ、一時期おしっこの量が多い気がして、副代表に相談しました。経過観察で結局問題なかったので良かったです。
猫は腎臓関連の病気が圧倒的に多いので
『排泄の量と質の観察』
とても大切です☝️
や:お届け時の様子はどうでしたか?
G:お迎え主さんは副代表のシッターのお客様。すでに片手の指の数以上のニャンズと同居されていますが、最後にどうしても三毛猫を、と。副代表との信頼関係も厚く、今後も様子を見に行けることから譲渡が決まりました。猫ファースト仕様のマンションで、あやちゃんの仮住まいのケージもアレンジされていて、とても歓迎されていまいた。
お迎え主さんと
gokutoku と
これからも様子がわかって嬉しいですね。あやちゃん、gokutoku 、おめでとうございます。
あやちゃんの新しい名前は『やえ』です。
最後に gokutoku からメッセージをお願いします。
兄妹と離してしまって申し訳ありませんでした。でも大家族の末っ子として、存分に甘えてください。
ざまねこはシェルターを持っていません。そのため『預かり隊が預かれる数』しか保護はできません。今回のあやのように体が大きい子は、預かり枠がいっぱいの時にはリターンの対象になってしまうことがあります。もし保護猫活動に興味をお待ちの方がいらっしゃいましたら、是非ざまねこで一緒に活動をしませんか。ご連絡お待ちしています。
「すーたん」のこと
最後はすーたん。預かりは私、やまぽこです。私は預かり猫に50音順に名前をつけています。今回は「すーたん」です。
保護時の様子
すーたんの第一印象は「とっても大人しい子」でした。ケージに移してもジッと固まってしまって、攻撃性皆無のビビりちゃん。頑張って小さく「シャー」。目の周りも綺麗だし、鼻も出ていない。ただ、右目が少し開きにくそうで要注意だなと思っていたら、次の日から目ヤニがすごいことに。
すぐに点眼を開始。その後、便検査のタイミングで受診をして、抗生物質を打ってもらいました。なかなかスカッと良くはならずその後も獣医さんに相談。ワクチンの2回目が終わる頃には体も大きくなるし、免疫力もつくだろうから様子を見ましょう、ということでした。
ビビリなすーたんの人馴れ
預かり3日ほどで撫でるとゴロゴロいうように。でも2週間くらいはケージに引きこもっていました。ケージの中で逃げ惑っていても、触ればゴロゴロ。ケージから出れるようになってからは、人との距離をとりつつ遊んでいました。夜寝る前に一時間くらいポンポンで遊ぶのが日課。気がついたら私の方がポンポン握りしめながら寝てしまって。。。すーたんは体力お化けでした。
少し時間がかかりましたが、ここまで慣れてくれました。でも抱っこはなかなかハードルが高い。抱っこ1秒!を繰り返していたら、だんだんと秒数が伸びていって日々記録更新。慣れていってくれるのが嬉しかったし、記録更新も楽しかったです。
お届けの時の様子
実は譲渡会に出た後に、鼻を垂らして少し調子が落ちてしまいました。お届けにもストレスがかかるでしょうから、とお迎え主さんにご了承いただいて、お届け日を少しお待ちいただきました。保護時には三匹の中で一番風邪症状が落ち着いていましたが、結局、一番長引いてしまいました。
お迎え主さんのところでは一人っ子ですが、すーたんはとても1人遊びが上手な子。お届け時「すーたんをお迎えすることができて、宝くじに当たったよりも嬉しいです!」と大喜びしていただけました。
ビビりなところも喜んで受け入れてくれるお迎え主さんと出会えたすーたん、おめでとう!
すーたんの新しい名前は『さくら』です。
最後に私やまぽこからのメッセージで終わります。
ビビリで隅っこで固まっていたすーたん。ずっとのお家に辿り着いて良かったね。今ではのびのびと遊ぶ姿が見られて本当に嬉しいです。これからもずっとずっと幸せに暮らしてね。
3匹のママへ
お預かりした大切な宝物、ざまねこが責任を持ってずっとのお家へ送り届けました。そしてママのことも、メンバーが巡回をしてこれからもずっと見守り続けますよ。安心してくださいね
END
メンバー紹介
conyanco
数年前に現在のX(旧Twitter)で
ざまねこを知り門を叩く
ざまねこ歴は一年
猫二匹、セキセイインコ二羽と同居中
預かり隊の他
今年度より会計入力係として活動中
gokutoku
個人で猫を保護した時にざまねこを知る
ブン太保護をきっかけにメンバーとなる
ざまねこ歴は今秋で三年
猫三匹と同居中
預かり隊の他
TNRとイベントで活動中
やまぽこ
保護猫預かりをやりたいと探していたところ
知人の紹介でざまねこへ
ざまねこ歴は今秋で二年
同居動物なし
預かり隊の他、時々搬送
今春ざまねこブログ部入部
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