ツキくんのこと。 | NPO法人 ざま野良猫を増やさない会

NPO法人 ざま野良猫を増やさない会

神奈川県座間市をメインに地域猫活動の推進と保護譲渡活動を行っています。

みなさま ざまねこへようこそ♪

 

本日のお話は・・・・・。

 

 

3月のTNRの時。 手術が終わって猫たちみんなが事務所に帰って来た時に、先日チャンス君を看取ってくれたメンバーKFがきてくれました。

 

「明日の朝はリターンになる」  

 

それを聞いてなんとも言えない気持ちになったメンバーKFはその中でもひときわ小さい猫を見つけました。

 

 

それをみたとたんに

 

「代表 この子連れて帰っていいですか?」 口に出していたメンバーKF  

 

エサやりさんが・・・・と思った代表でしたが、その子の幸せのことを考えエサやりさんに連絡してくれました。

「がんばるぞー!」

 

「ん・・・・・・なんか臭い」

 

 

 

その小さな猫はウンチをしてしまい少し下痢気味だったので踏んづけてしまい捕獲器の中が大変なことになっていたのです。    こんな寒空の中下痢気味の小さな猫をリターンしなくてよかった。

 

メンバーKF宅では 連絡を受けたパパが準備して待っていてくれました。

 

 

ピャンピャン鳴いて呼ぶのにケージを覗くとサッと隠れる。ご飯やお水をいれると シャーー!!!と猫パンチがでて流血。

 

あぁ・・・・これは大変かも・・・・・。

 

 

そして その日の草木も眠る丑三つ時・・・・・。

 

何か物音がする・・・・。イヤな予感がしてリビングに行くと メンバー宅の先住猫たちが蜘蛛の子を散らすように逃げていったそうです。

電気をつけると・・・・・。どうやって出たのか 食器棚の上に保護した仔猫が・・・・。メンバーが近づくと シャーシャー言いながらカーテンやエアコンの上を忍者のように飛び回り 色んな物を落下させながら逃げ回っていたそうです。

 

 

 

 

「おねがいだよぉ~ 戻っておくれよぉ~」と半泣きになりながら追った2時間後・・・。満足したのか自分からケージに戻っていたそうです。

 

 

 

 

・・・・・あぁこれは大変だ(確信)・・・・。 とこの夜に覚悟を決めたメンバーでした。

 

 

「ツキ」と仮名がついたこの子は ケージの中から先住猫たちにアピ―ルをし始めるようになってからどんどん変わっていきました。 ケージの中からお腹をみせたり鳴き声に反応したり、   しばらくしてからケージを開けてみることに!

一目散に先住猫の方へ走っていき先住さんたちがドン引きするほどの猛烈アタックをしていたツキくん。

男の子の先住さんが面倒をみてくれたそうです。  やはり面倒を見てくれるのはオス猫の方が確立が高いですね!

 

それから一気にどんどん甘えん坊になり 家族が歩くと足にまとわりついてきたり、何をされてもゴロゴロゴロ・・・のエンドレス。 手もかからずになんていい子!

「かわいい♪」

 

その後ざまねこマルシェのミニ譲渡会にも参加しますが、緊張して固まっていたツキ君。  でもこんなに慣れたなんてすごい!!

 

 

そして 事務所に移動!!   

シャーシャーでリターン予定だったなんてとても思えない!!

 

事務所の仔猫ブースに取り付けられたキャットウォークを 一番乗りで楽しんでいたツキ君。  だんだん事務所にも他のメンバーたちにも慣れてスリゴロニャンコに変身してくれました!

「世界のトイレから(笑)」

 

そして お見合いが入りました!   ずっとゴロゴロ言って迎え主さんが爪切りをしても問題なし!!すごい!

 

 

卒業前日にはメンバーが会いにきてくれました。  

 

 

そして卒業! 命名はそのまま「ツキ」

 

今まで保護猫をお世話してしてきた迎え主さん。 脱走対策もしっかりしてくださりメンバーも安心♪

 

後日迎え主さんが「とっても甘え上手で夜もしっかり寝て本当にいい子です。 テレビの鳥を捕まえようとして裏を覗いたりつーさんの楽しい気持ちをを私たちもおすそわけしてもらっています♪」と言ってくださいました。

メンバーがウンチまみれのシャーシャーな小さな猫を覚悟を決めてつれて帰ってくれたおかげでツキ君はこんなに幸せニャンコになることができました。 ご家族でたくさんの愛情を注いでくれてかたくなな心をほぐしてくれたんだね。

ツキ君 卒業おめでとう!!  メンバーKF お疲れ様でした  そして ありがとう!!

 

 

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