「2022 12月16日」
メンバーKSと娘さんがTNRを頑張ってくれている現場から かなり弱っている成猫を保護してくれました。
とても人馴れしていた 寂しそうな目をした長毛の男の子。
どうしてこんな寒い所にいたんだい?
「2022 12月17日」
かなりの衰弱度だったので、すぐに病院へいきましたが・・・・・。
「とてもおりこうさんで診察を受けてくれました」
この寒さと外の辛い生活は 「ふゆちゃん」と名付けられた子の体を蝕んでいました。
診断の結果 腎臓の数値がひどく 看取り覚悟の保護になるでしょうと・・・・・。
「よく お外で頑張ってきたね」
「2022 12月18日」
補液が必要になるので 事務局M宅に移動になりました。
少しづつ点滴や服薬のおかげで体が楽になったのか 顔を持ち上げてくれるようになり、
事務局Mの娘さんが ふゆちゃんの胸にできていた大きな毛玉を取り除いてくれ 長いしっぽの先まできれいにしてくれました。
とても大人しくでなでてあげると ひかえめにゴロゴロという かわいいふゆちゃん。
でもとても具合が悪かったのかご飯は食べてくれませんでした。
ところが!! 奇跡が!
ふゆちゃんが事務所にきた時に、初めてラ・リチェッタにきてくださったお客様が、事務所を見学に来てくださりその時に偶然出会った ふゆちゃんが忘れられないと。 ふゆちゃんの状態をお話したら 看取り覚悟でのお世話でいいと連絡が入りました!!
何かのご縁でしょう。
事務局Mはそのご夫婦にふゆちゃんをお願いすることにしました。
引き受けてくれたご家族は たくさんの動物を飼ってこられて今は保護猫2匹に保護犬1匹 小さいお子さんもいるおうち。
ざまねこのことは前から知っていたけど ラ・リチェッタにたまたま来たらここがざまねこだと知ってびっくりされ、給仕していた代表を見て「この人が代表だ!」と確信したそうで(笑) これもたまたま「TNR後で猫いるけどみていく?」との代表の誘いに見学してくださったときにふゆちゃんに出会ったとのことでした。
そして 「2022 12月19日」
お子さんたちにも、正直にふゆちゃんの状態を話し、悲しい現実と家族で何ができるかをみんなで意見交換して考えながら
ふゆちゃんの到着を待っていてくれました。
そんな 熱い思いが通じたのか 移動したばかりのふゆちゃんがご飯をたくさん食べました!と嬉しいお知らせが入りました!
ほら。こんなに元気に目の力がみなぎってる!!
点滴する部分の毛を剃っているので寒くないように 洋服を着せてくれていた 預かりさん。
おもちゃんで遊んでいたらふゆちゃんも反応してくれるようになって その動画をみて
メンバーみんなでΣ( ̄□ ̄|||)!!
「2023 1月10日」
無事に年越しもできお子さんとも遊んだり 回復傾向にあったのですが、
ここにきてふゆちゃんは体調が悪くなってしまっていました。
まだ 推定5・6歳くらいなのに。
「スプーンでご飯を食べさせてくれました」
預かりさん宅では 正式にふゆちゃんをお迎えしようとみんなで相談してくれていて 「チャンス君」と名前もつけてくれていました。
どうか どうか 暖かく ゆっくり 穏やかに最期のチャンスの時間が過ごせますように。
「2023 1月18日」
預かりさんご家族が見守ってくれるなか フカフカのあたたかいベットで眠ったまま ふゆちゃん いえ チャンス君は虹の橋へと旅立ちました。
預かりさん宅から正式譲渡のお話を頂いていました。
きっときっと ここが最期を迎えられる自分のおうちだとわかって安心して 旅立っていったのでしょう。
優しい優しいお子さんたちのお手紙と一緒に。
どうかどうか。今度生まれて来るときは健康な体で生まれておいでね。
短い間だったけど幸せだったね!チャンス君。
「ありがとう! またね!!」
・・・・・1か月しか一緒にいることはできなかったけど、誇り高き 気高い立派な最期を迎えたチャンスにはこちらが ありがとうをいいたいです。 何か特別なことを教えてくれた気がします・・・・・。
と言ってくれた 預かりさんは その後ざまねこメンバーになってくれました。
一番つらい看取りボランティア 本当にありがとうございました。
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