ジャッキー・チェン「1911 辛亥革命」 | ねじくりっぷ

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2010年11月に公開された「大兵小将」から約1年ぶりに
ジャッキー・チェンの出演映画「辛亥革命」が公開された。

エキストラ時代を除いた、出演100作目の記念作品(らしい)。

物心ついた頃から「スパルタンX」「プロジェクトA」などを観て育った
ジャッキーファンとしては、見逃せない内容である。

中国の実際にあった歴史上の出来事を描いたと云う意味では
「大兵小将」と近いテーマだけど
太平洋戦争と然程時が離れていない100年前の出来事なだけに
武術での戦いではなく、銃や大砲を用いた戦いのお話。

「ポリス・ストーリー3」でも
銃撃戦や大砲が使われるアクションシーンがあったけど
この作品では、銃や爆風で負傷するシーンがリアルに描かれている為
今までのジャッキー映画と比べると少し異色な感じがした。

「新宿インシデント」を観た時の気分に近いかも。

ジャッキー映画の今までの方程式だと
コメディーとアクションが物語に含まれて
どの年齢層でも楽しめるエンターテインメントだったけど
「辛亥革命」は、好みが分かれそうだ。

まず中国の歴史について予備知識がないと少し厳しい。

清朝という君主制を無くそうという活動をした
中国同盟会という団体の主要人物の一人、黄興をジャッキー・チェンが演じている。

日本だと江戸幕府が廃止になった様な出来事だと思いながら観た。

史実なので勉強にはなったけど、
歴史は苦手科目だったので、ストーリーはあまり楽しめなかった。

同じくアクションシーンも殆ど銃撃戦。
一箇所、「ポリス・ストーリー」を思い出させる様な場面があって
そこは少しだけテンションが上がった。

「Twins Effect II」ぶりにジャッキーの息子
ジェイシー・チャンの演技を観る事ができたのも良かった。

吹き替えキャストを観て面白かったのは
パルコ・フォルゴレ(金色のガッシュベル!!)役の
高橋広樹さんが出演していた事。
次に観る時は意識して吹き替えを聴いてみよう。

記念作と思って観れば、良い処は色々とあるのだけど
昔からのジャッキー映画を期待していると少し物足りないかも。

それを見越したかの様に2週間後には
「新少林寺/SHAOLIN」の上映が控えている。

メインは、アンディ・ラウなので
ジャッキー・チェンの出番がどの位か気になる処だが
ニコラス・ツェーの吹き替えを小野大輔さんが担当しているとの事なので
次回も吹き替え版で観ようと思う。