今日11月23日はらじおんぱの日でした

 

☆radikoでは聞きのがしても

1週間以内は聴くことができます!

 

ぜひ1度聴いてください!

 

 

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勤労感謝の日って、何に感謝するの?

 

ずっと謎で、しかし知らず知らずに過ごしていましたが、数年前に、一年の収穫を祝う祭日だと知りました。

「新嘗祭(にいなめさい)」ですね。

 

放送では意気揚々と『大嘗祭(だいじょうさい、オオニアヘマツリ)』と豪語しましたが、これは新天皇即位の年にだけ執り行われるもので、大きな間違いでした。

謹んでお詫び申し上げます。

 

毎日、「いただきます」「ごちそうさまでした」

と何気なく習慣で申しますが、改めて、美味しくご飯が食べれることに感謝ですね。

 

というわけで、

今週も穏やかに嫋やかにお届けすることができました。

 

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「Runaway〜悲しき街角 / デル・シャノン」生演奏

 

今回の「レコ大アレコレ」にちなんで、1961年にフォーカスしたところ、昔弾き語りで遊んでいた楽曲が目に留まりました。

50~60年代のアメリカ文化の黄金時代を支えた一曲で、日本でも飯田久彦さんや柳ジョージさんにカバーされ親しまれています。

 

日本での発売にあたっての”邦題化”は、時折話題になりますが、この曲もまた、やや強引さが目立つところです。(苦笑)

 

(ビートルズの「A Hard Days Night」が「ビートルズがやって来るやあ!やあ!やあ!」ほどではないですが…)

 

しかし、この曲のヒットによってデル・シャノンが以降日本でリリースする曲はほぼ「街角」と名付けられ「街角男」と異名を取ったようですね。

 

それはさておき、曲の特徴として、短調に始まり、サビで長調にドラマチックに転調し、そして裏声を使った高音域が現れます。再び間奏で短調に戻り、長調への転調を繰り返します。2 分少々の楽曲の中に仕掛けがてんこ盛りで、愉しい楽曲です。

 

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「君恋し / フランク永井」音源より

 

恒例の「レコ大アレコレ」は一気に時代が遡り、1961年第3回の大会受賞曲を取り上げました。

フランク永井さんというと、もう僕の世代では、存じない人も多いかもしれません。

カラオケで目上の方が歌われるのを聞いてかろうじて知っていいる、という程度かもしれません。

 

しかししかし、毎回そうですが改めて当時の実力者の作品に触れると、そのクオリティーの高さに慄(おのの)きます。

 

低音の魅力と云われるフランク永井さんですが、ふわっと高い音域に以降した時の息遣いが抜群にかっこよくて、それが楽曲の魅力も高めています。

 

「君恋し」はwikipediaによると、1922年(大正11年、100年前!)に佐々紅華の作詞、作曲によって誕生し、1928年(昭和3年)二村定一さんによるレコード化で最初のヒット。

その33年後の1961年(昭和36年)に今回のフランク永井さんの歌唱により”リバイバルヒット”となった、歴史を持った楽曲です。

 

昭和3年の二村バージョンも、時代を感じさせない、ハイレベルなジャズアレンジでかっこいいのでぜひ当たってみてください。

 

それをさらにムーディーに「ムード歌謡の雄」であるフランク永井さんが仕立て直しました。

 

実に日本的な旋律を、軽快なジャズのリズムに乗せて、和洋を融合させています。それは服部良一さんのテイストとはまた違った味わいがあり、改めて昭和の底力を感じます。

 

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「叱られて / 安田祥子・由紀さおり」音源より

 

「100年前」というキーワードに煽られて、大正に生まれた唱歌を一曲おかけしました。

 

現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」は、笠置シヅ子さんがドラマの主人公ですが、1914年(大正3年)生まれのその人生もまた、日本の歌謡史の100年の一端を担っています。

 

「君恋し」の二村定一さんと一時喜劇コンビを組んでいた喜劇王エノケンこと榎本健一さん。(らじおんぱでも一度採り上げました。)

そのエノケンを笠置さんは”喜劇の師匠”と呼んでおられたそうです。

 

笠置さんが歌手活動から身を引かれる1950年代までを、ともに歩んだ作曲家の服部良一さん。その後の音楽界を支えるべく、新しい風を吹かせるために起こしたのが「レコード大賞」。

 

服部良一さんを師と仰いだ、もう一人の歌姫が淡谷のり子さん、(「ブルース番外編」で採り上げたことがあります。)

 

また、笠置さんに憧れて、幼少期より天才少女として歌手活動を始めたのが美空ひばりさん。

 

などなど、紐解けばいくらでもエピソードは飛び出しキリがありませんが、現在視聴している音楽も、源流をたどると明治から大正にかけての文化の黎明期にたどり着きます。

(ちなみに余談ですが、今、日本だけでなく世界もですが、大きな変化のうねりの中にあり、それはこの100年を総括している気がしてならないのです。だからこそ、これからの新時代を迎える時に、僕は自分なりに振り返りをやっているのかもしれません)

 

そんなこんなで、100年前には今も歌い継がれる楽曲が数々誕生しており、「叱られて」も1920年(大正9年)に発表された楽曲です。

 

作詞は男性詩人の清水かつら、作曲は弘田 龍太郎。

 

この時代の習慣であった”奉公”。幼くして、遠く親元から離れて過ごすその悲しみが唄われています。

 

由紀さおりさんと安田祥子さんによる、透明感の奥にその悲哀が滲む名唱を選びました。

 

泣けました。

 

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「有楽町で逢いましょう / フランク永井」生演奏

 

最後は”おまけ”で(笑)弾き語りによる「有楽町で逢いましょう」をお届けしました。

 

”歌声喫茶”的なイベントでは、かなりの頻度で取り上げられ、僕も伴奏することが多く馴染みがあったので、弾き語りにチャレンジしましたが、とても難しい曲でした😅

 

毎回繰り返される短いサビ「♪あなたと私の合言葉 有楽町で逢いましょう」このメロディーの並びが実にかっこいいのですが、難しい。

 

フランク永井さんは、悠々と唄われるので、随分と甘くみていました。

 

そしてフランク永井さんの歌唱に改めて脱帽です。

 

ちなみにこの曲は、今はなき百貨店の”そごう”が、東京進出、有楽町に出店する際のキャンペーンソングでした。

 

もう一つ、忘れてならないのが、この曲を作曲した”吉田正”さん。

この方も100年史に欠かせない方ですが、らじおんぱに、近々必ず登場されることでしょう。

 

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《よりぬき らじおんぱ》

 

思い立って、過去の生演奏動画をyoutubeにアップロードしました。

振り返ると、100曲くらいは生演奏をしてきましたし、記録としてiPhoneに残しています。

(チョンボで録画ボタン押し忘れも多々あり😓)

 

可能な限り、続けようと思っています。

 

まずは2023.11.2放送分の「魅せられて」をアップしました。

 

 

 

 

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僕のオリジナル曲で構成した、8/28の「岡崎泰正の届け生唄 Live On Pa!」の切り取り動画が、三村正さんのチャンネルに5曲上がっています。

(放送では、三村さんのお名前を「まさかず」さんと読み上げてしまいましたが、「ただし」さんが正式な名称でした。謹んでお詫び申し上げます。)

 

ご興味のある方はぜひチェックして下さいね。

 

 

 

 

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引き続きメッセージやリクエストお待ちしています!

 

 

 

 

ではまた次回!

 

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近々の出没情報はこちらをご参照ください!

 

 

 

 

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