こんばんは。「あなたから買いたい!」「高くても欲しい」と言われるようになるブランディング講師、雑貨の仕事塾®のマツドアケミです。
今、グーグルアナリティクスにハマっていて、スタッフのいくえちゃんと一緒に新しい機能に感動しているところ。
そして、ちょうど今増えているなというテーマをブログに書きたいと思います。
今日はハンドメイドの委託販売についてのお話です。
委託販売って何?という方のために私の著書ハンドメイド雑貨のお仕事BOOK・マイナビにも説明しておりますのでその文面からご紹介します。
委託販売とは?
ハンドメイド品を作っている人が雑貨屋さん、セレクトショップなどの小売業者に
販売業務を委託する方法。
売上げた代金は小売業者が手数料を差し引いて作家さんにお支払いをする。
そうなんです。ここに書いてある通り、手数料が差し引かれるのですが、それはどれくらいが相場なの?と思われる方もいらっしゃるので、私の知る範囲でその相場についてお話をします。(:あくまでも私が聞いたことがある、そうだったという例でのお話です)
まず、そのお店がどういう形態で販売をしているのかによっても違うようです。
ネットだけで販売しているお店の場合
販売の手数料は20%〜50%
個人が運営しているネットの雑貨屋さん、セレクトショップは20〜40%くらいが相場なのではないかと思いますが、そのお店が楽天に出店していたりするとそこからお店が手数料を引かれたりするので50%くらいになったりもしているようです。
実際の店舗を持つお店の場合
販売の手数料は30%〜60%
お店の人気、知名度にもよるとは思いますが、知っているお店の話を聞くと、ほぼほぼ30〜40%くらいかな。
それ以上の40%〜60%というのは、そのお店が百貨店や商業施設などに出店する場合にお店側もマージンを取られるため、その時だけ掛け率が変わるケースもあるようです。
また最近では百貨店や人気の商業施設に出店する専門のショップさんも多いのでそういうお店の場合には60%と聞いたことがありました。
正直、一つ一つを作家さんの手で作っているものが60%のマージンを取られるとなると、相当数を作らないと売上が大きくても利益がほんのちょっぴりということになりかねませんよね。
例えば、60%のマージンがかかる委託販売で、50万円売り上げた場合、20万円しかあなたに入ってこないことになります。さらに原価率が20%だとしたら、材料代などにかかるのが10万円。それを差し引いて、結果あなたの手元に残るのは10万円。
A 掛け率40%(マージン分60%を差し引いた金額の算出) 50万円x0.4=20万円
B 減価率の算出(原価率が20%の場合) 50万円x20%=10万円
A-B=10万円(利益部分)
だとしたら自分の販路で20万円販売して(原価が4万円)粗利16万円の方がいいよね〜って思う人もいます。
たくさん作っても粗利が少ないというのはこういうことね。
売上よりも利益が大事です。
ではなぜそんなにマージンを取られても委託販売をするのか?
委託販売にもメリットがあるからなのです。
例えば、たくさんの人に知ってもらうためには自分の販路だけで売っていてもなかなか広がりませんよね。なので、他の人の販路(委託のお店)で売る。そうすると、あなた以外の人(つまりはお店のスタッフさんなど)があなたに代わってあなたの作品を宣伝、販売をしてくれるということになります。
また日頃あなたが活動していない場所で新しいお客様と出会えることでもあります。
実際に、雑貨の仕事塾®の塾生さんの中にも、委託販売のお店を通じて新しいファンを獲得している作家さんがたくさんいます。
でも一方で、売上の中から手数料を差し引かれるわけです。
やったほうがいいのか?
やめたほうがいいのか?
悩むかもしれませんが、私はもっと活動を知ってもらいたい! 作品を知ってもらいたい!と思っているのであれば、委託販売はチャレンジしてみた方がいいと思います。
自分のペースで自分のできる範囲で無理なく活動したいということであれば、委託販売ではなく自分の販路でだけ売ればいいと思います。
どちらもあなたらしく活動するためには自分で選べばいいわけです。
委託販売は興味があるけれど最近は委託販売のお店とのトラブルの話も聞くから心配、、、という方は明日、そのお話を書かせていただきますね。
今週はデザインフェスタ、横浜ハンドメイドマルシェ、モノマチが開催されます。
出店していると「委託販売しませんか〜?」と声をかけられることもあると思います。
ぜひ参考にしてみてください!
そしてイベント前ですが、イベント前のアドバイスを受けたいという方もこちらのセミナーで受け付けていますよ。
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雑貨の仕事塾®マツドアケミでした。
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