立山 | zakka tree

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先週のこと。

昨年から恒例になりつつある秋の立山登山。

依然、室堂の山小屋で働いていた頃、毎日その地で朝が来て、夜が更ける当たり前の景色が今はハレの地。
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標高2450m。
冬は閉ざされ人を寄せ付けぬ場所。

短い夏を終え、凍てつく雪や氷に覆われるまでの僅かな心地よい季節。

ナナカマドやチングルマは色づき始める。

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昨年同様にA子氏、T女史、初参加のK子ちゃん。

女子?登山部と称して、ワイワイ始まる。



人数も増えたので、縦走はせずに雄山ー大汝でお昼食べてピストンかな。
で、出発。
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雲多めの空だけど、黒々とした稜線とカールが美しい。
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雄山から大汝は少しばかりのガスの中。
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稜線でくっきりとガスとの境目。
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無事に室堂まで下山して、みくりでソフトクリーム&ビールは幸せの時。


美しい山。
大日岳と奥大日岳。
硫化水素のガスが強く今は近づけない地獄谷。
そんなガスの水蒸気もその日の景色に色を添える。
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なぜ山を登るのだろう。

特に技術を必要としないルートであれば、目の前の大地を一歩一歩踏みしめ、ただただ歩く。

息を切らしながら、目標地に向かって、、、

単純だからこそ、自分と向き合える。
単純だからこそ、感じることがある。

ただただ歩くことで、見えることもある。

ただただこの山に登りたいから登る。
「そこに山があるから」




硫化水素でやられ気味の荒野に見えるのはハイマツと何の草かな…ニュージーランドのタソックのよう。
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血の池を彩るタソック(仮)が美しい。

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クロマメの実はパンパンに膨らみ、
遠くでホシガラスがきっと狙ってる。
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イワイチョウの絨毯。
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けして住みやすい土地では無い高山。
植物と僅かな生き物の共存。




空から白い贈り物が舞い降りる頃にまたお邪魔させてもらおう。