タイ バンコク/チャン島 | ヨーロッパのヴィンテージ生地と食器・雑貨 緑園

ヨーロッパのヴィンテージ生地と食器・雑貨 緑園

東京の浅草にある東欧・北欧雑貨のお店です。
ネット通販もしております。
ドイツやオランダ、東欧諸国で直接仕入れた
ヴィンテージの生地やクロス、食器などを販売しております。



久々の更新になり申し訳ございません、、、

ヨーロッパに入り移動の回数が増え
なかなかブログの時間を取ることができず
カタツムリくらいの更新速度です



4/17 9時ごろ

バンコクのエカマエにあるバスステーションに着く
島へ行くフェリー乗り場まで行くバスのチケットを買う

1人 1000円くらい (だったような気がします)


出発前にそばのセブンイレブン前で売っていた
焼き鳥を買う
とても美味しい


4/17 10時ごろ

出発
お菓子と水が配られる
お菓子はおいしい
水はあまりおいしくない

バスで移動中に、雨が降り始める


4/17 15時ごろ

フェリー乗り場に到着
まだ雨は降っている
結構肌寒い


フェリーが島に向かって出発



天井に穴が空き雨漏りのするフェリーだ
そして横も壁が無いので
雨が入りたい放題


結構寒いはずなのに
半袖の人が意外なほどいる

更にはビールを売店で買って
飲んでいる人までいる

彼らは基礎体温がとてもとても高いのだ
だから寒くないのだと
ミドリさんが教えてくれた



4/17 16時ごろ

ホテルに近いフェリー乗り場ではなく
遠い方のフェリー乗り場に到着

近い方だったら歩こうと思っていたが
ここからは5km以上もあるのであきらめる


仕方なく
ピックアップタイプの
乗り合いタクシーに乗ることにした

ホテル名を告げ乗車
乗客は我々を含めて8人

1人 340円


出発後、
なぜかホテル周辺だと思われる地点を素通りする

すぐに崖のように急な坂と
急カーブの複合したビックリ道路を通り
隣町に到着する

その町にある一軒のホテルの前で車が止まり
ここがお前たちのホテルだと言われる


新手の詐欺かと思ったが

看板を見ると
ホテルの名前がやけに似ている

泊まるホテルの住所を見せると
そこは通りすぎたぞと運転手が言われる

名前が似ている違うホテルに来てしまったようだ


違うホテルだと運転手に伝えると
戻ることはできないから
あとは自分たちでどうにかしてくれと言ってくる

確かにあの坂を戻るのは嫌だと思うけれど
それではこちらも困る

そもそも住所を確認しないお前が悪いだろうと伝えると
半額をこちらに渡し
これでいいだろう、じゃあな
とその場を去ろうとする

えぇ、、無責任


正しいホテルに連れて行っていくか
全額返金しないと降りないと伝えると
しばらくそこに停車、、、

ここに停車している間に戻ればいいのにっと思いながら
座って待つ


するとなんと、、、

我々を乗せたままそれまでと同じ方向
(我々のホテルとは逆方向)へ走り出してしまう

島の道は、島の縁に沿って
一周するように通っているため
(南端に道路がないため、一周にはなっていない)
近い方から順番に乗客を降ろすと
道順としてロスがない

そして乗っている他の乗客をそれぞれの目的地で降ろしていく


道順からいって
引き返すのが面倒なのは分かるけれど
なぜそのまま行ってしまうのか理解できず
そしてこの後どうなってしまうのか不安に思いつつも
とりあえず乗り続ける

尚も車はどんどん進んでいく


遂に他の乗客全員が降りてしまう

その後直ぐに
多くのピックアップタクシーが集まっている場所に止まったので
他のドライバーに、返金された半額で宿泊するホテルまでいけるのか聞くが
ムリだといわれる
しかもそんな金額で冗談だろうくらいのジェスチャー付きでだった


我々を連れてきたドライバーが
他のドライバーとなにやら相談している
もしかして他のドライバーに我々を連れて行ってくれるように
お願いしているのかと見ていると

ドライバーがまた我々を乗せたまま
目的地とは逆に走り出す

あたりはもう暗くなっている

都市部ではないし、
比較的治安のよいタイなので
大丈夫だとは思いつつも一抹の不安を覚える



しばらく走り、止まったところは
何と警察署の前

我々も何とか警察に連絡したいと思っていたので
まさに渡りに舟で、安堵する


ランニング姿の中年警官が双方の話を聞く

どうも似たような発音の単語を
2つのホテルがそれぞれ使っていたようで
聞き間違いだからなぁというようなことを言っている

ドライバーは
言われたホテルに行ったし
半額返しているんだからもう知らないと主張し

我々は
目的のホテルに行くか
目的が果たされていないのだから全額返せと主張し

どちらも譲らず平行線のまま
20分ほど3者で話し合った後、
おじさん警察官がどこかに電話をしはじめる



少し待っていると隣の建物から
勤務が終わった後の完全なリラックス着すがたの
ガッチリした背の高い若者が出てきた



どうも我々を送ってくれるらしい

きっとテレビ見ながら、ゴロゴロしてたのに
悪いなぁと思いつつ
やっとホテルに辿り着けると思うと
小躍りしたいほど嬉しかった



4WDのパトカーに乗り
ホテルに送ってもらう

到着時、返金されていた半額を払おうと思ったら
警官はお金をもらっちゃいけないからと断られた
なんともすがすがしい青年警官だった


辿り着いたホテルは
また間違いではないかと思うほど立派で
親切な応対をしていただき、部屋も広く
とてもよい宿泊先だった

1泊 1700円


部屋でメールを確認していると
昨夜申請したカンボジアのe-visaがメールで届いていた
3 日かかるはずが僅か1日で出来上がるとは
かなり早く意外だった



その後
よくよく考えてみると
僅か数百円のために
かなりの時間と危険を冒してしまったと
ホテルに併設されたレストランで食事しながら
2人で反省会をした



今日の一句

警官が
仏に見えた
島の夜



旅の道程