『ひざあて』を知っていますか?
昭和のちびっ子は外遊びが大好き。
走って転んだり、遊具に服を引っ掛けたりして、
ズボンのひざが破れたり、擦れたりしている子をよく見かけました。
子どもたちはあまり気にしていませんが、それを気にしているのがおかぁさん方です。
「まだあの服を着て欲しい」「ひざをすりむく前に何かカバーが出来ないものか」
という感じで『ひざあて』が誕生したのかなと思っています。
(当時はすりむく側だったので)
昭和のソーイング雑誌にも『ひざあて』の作り方の紹介や
アイロンでくっ付けるタイプの『ひざあて』の広告もありました。
ここでは当時に手芸店で販売されていた『ひざあて』を紹介します。
『ジュニアひざあて』の動物シリーズは、ハッキリとした色使いが特徴です。
『ヤング まんがひざあて』シリーズは、名もなき可愛いキャラクターが
ちょっぴりおねぇさん感を出しています。
『レディスフレンド ひざあて』は当時人気アニメのキャラクター商品です。
公式かは不明ですが、かなり出来が良いと思います。
あと、サンリオやソニークリエイティブなどの公式商品もあります。
『ひざあて』は子どもっぽいと思っていたジュニアも
これなら友だちにちょっと自慢出来ますよね。
無地の『ひざあて』は大人でも使えそうなシンプルなタイプ。
肘に使えばコーデのアクセントになるかも。
台紙の裏の使い方にもメーカーの個性が出ますね。
そしてここまで『ひざあて』を紹介してきましたが、
今現在はひざには付けていないんですが、私は無地の布製眼鏡ケース(セリア)に
アイロンでくっ付けて、マイ眼鏡ケースを作っていまよ。
以前訪れた文具店ではコースターとして使っているのを見ました。
昭和の子どもへの愛が詰まった『ひざあて』、もっと何かに活かしていきたいと思います。