卒業  |     在宅生徒会長

    在宅生徒会長

         中学で2年間不登校だった娘は、
         困難な受験を乗り越え、高校2年生になりました。
         未だ完全復帰とは言えませんが、
         どうにかこうにか学校に通っています。

中学校を卒業しました。
義務教育が終わったんだね。

ブログにはまだ書いていなかったけれど、その前に、
公立高校に合格しました。

公立、私立、合わせて5つ受けて、全勝です。
よくがんばりました。

春からは、その公立高校に通います。
不登校に対して、理解のある学校なので、決めました。


最後の受験が終わった日、
着ていった制服を脱ぎ散らかしたままなので、片づけていたら、
「部屋には入れないでね」と言いました。
もう二度と着ない。
これで本当に、中学とはさようなら。
その決意が見て取れました。


卒業式には出ていません。

別室で、他の不登校の子たちと、卒業証書を受け取りました。
それも、本人は参加せず、私が一人で行きました。

不登校の子はnonを含めて5人。
一クラスに一人はいる、と言われているので、だいたいその通りです。

会議室で、学年の先生方と、卒業生徒(保護者)が向かい合い、
ちゃんと、式スタイルでやりました。

「これより、○○中学校、第○会卒業式を行います。一同、起立」
みたいな感じ。

んんんんん~

やっぱり茶番。


卒業証書には
「中学校の全課程を修了したことを証する」とあります。

修了したんだ?
ま、学校ではやってないけどね。

でも「証する」のは中学校なんだ。


ふううううん。

なんかもう、冷めちゃってて、
校長先生の「お言葉」も耳に入らない。

1時間前には、体育館で、
感動的な卒業式が行われ、
お母さんたちも、こみあげてくるものがあったんだろうなあ。
いいなあ。


私にこみ上げてきたものは、別のものだった。

気がついてしまったんだ。
5人の不登校の子のうち4人が、あの1年2組だったことを。
nonが行けなくなってしまった、1年の時のあのクラス。

これって偶然?
まさか、こんな偶然って、あるのかしら?

もちろん、不登校の子たち、それぞれに、
学校に来れなくなった理由があり、その理由も時期もみな違うだろう。
彼らが不登校になった理由?私は知らない。

でも、
予兆はあったのではないか。
種が撒かれていたのではないか。

ちょっと前まで小学生だった、中1の柔らかい心に、
あのクラスで、何かが刺さったのではないか。

だって、5人中4人だよ?

先生たちは、誰も気付いていなかった。
卒業していった子どもたちは気付いていたのか。
元1年2組の子で、気付いた子はいたかもしれない。

nonはすぐに気付いて、絶句していた。

直接の原因ではない、と先生は言った。
そんなことはわかっている。

「じゃあ、関係ないと?」私がきくと、
「関係ないとは言えな…いとも…ゴニョゴニョ}

いじめがあった。
担任がひどかった。
nonが不登校になった。


もう、書くのも飽きたんだけれど、
「いじめの解決を自分たちでさせなかった」ツケなのではないの?
「集団いじめの加害者への、心のケア」をしなかったせいではないの?

かわいそうだ。

子どもたちがかわいそうだ。


卒業式の後、
最後に、その時の担任と、会おうかな、と思っていました。
ご挨拶?

そう申し入れてあったのに、
その人、帰っちゃったって。
おどろきました。

「ちょっと具合が悪くて」らしいです。

nonは、ゲロ吐きながら、
定期テスト受けたけどね。


とにかくこれで、
中学が終わりました。







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