けものフレンズに見る日本人のネオリベ疲れ | 経世済民を考えるブログ(毎週月曜更新中!)

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けものフレンズと言ったらアニメに興味がない人でも一度は聞いたことがあると思うけど、

4月に放送終了してからも人気が衰えず、

未だにニコニコ動画で1話の再生数が伸び続けている将来に期待が持てるコンテンツであります。

 

私は普段はあまりアニメとか見ないのですが、

このけものフレンズにはドはまりしてしまい、

今でも1話を定期的に見直してしまう始末です。

 

あらすじとしては、

不思議な力で動物から人間の女の子に変身したフレンズ達と

記憶を失った人間のかばんちゃんが冒険するというお話であります。

 

で、何がそこまで面白いかというと、

なんといってもメインキャラのサーバルちゃんの

「すごーい!」

発言に尽きるのです。

この作品を通じて知ったのですが、

人間は持久力に関しては動物の中でも非常に強く、

超長距離なら馬にも追いつけるポテンシャルを持っているそうです。

また投擲能力も人間の大きな強みです。

もちろん高い知能による発想力、想像力、学習能力も人間ならではです。

アニメ『けものフレンズ』は人類史600万年を探求する

↑詳しくはこちら

 

サーバルちゃんは、

足も遅く、空も飛べず、力も弱い人間のかばんちゃんのそういった強さを目ざとく見つけ、そのたびに素直に

「すごーい!」

とほめてくれる訳です。

その屈託のない言葉に

「あ、人間ってすごいんだ」

と自分が褒められたような気分になり、

素直に生きる希望が湧いてくるのです。

動物に焦点を当てる作品では、

動物のすごさはクローズアップされますが、

動物だけでなく動物から見た人間のすごさをクローズアップする作品はおそらくけものフレンズくらいのものでしょう。。

私の人生は劣等感にまみれています。

思えば、最後に褒められたのはいつだったかも覚えていません。

一度も褒められたことがなかったという気もしてきます。

そんな私にもサーバルちゃんの言葉は響きました。

 

まあそんだけ疲れてるのかな、という感じもしますね。

デフレ経済や新自由主義政策による競争激化により、

最早動物に褒めてもらうしか自尊心を満たすことができなくなってしまった人の拠り所となることに成功したのが、

けものフレンズ流行の一因と考えたら悲しい話であります。

 

なんかちょっとナーバスな感じになってしまいましたが、

普通に面白い作品なのでおすすめですよ。

ただ1話は初見の人にはあまり評判がよくないので、

3話くらいまで是非見てほしいですね。

 

 

 

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