間質性肺炎闘病記の第三回目です。

 

治療の進展と不安

入院15日目。

CTを撮りました。
肺の白い部分(悪い部分だそうです)が、かなり減っています。
ただ医師いわく、縮んでしまった部分があり、ここは「治る部分と治らない部分がある」とのことでした。


入院19日目。

再びエンドキサンの投与を受けました。
内服のステロイドとタクロリムスは引き続き飲んでいます。


入院25日目。

足にできた血栓は溶けたようで、一安心です。
いよいよ看護師から、退院に向けた話がありました。
退院後に車椅子生活になるかどうかは五分五分とのこと。
ならなかったとしても階段の昇降は厳しいとのことで、現在2階にある自宅の寝室を、1階に変える必要がありそうです。
1階の畳部屋を床張りに変え、ベッドを置き、冷暖房を取り付けなければなりません。
また車椅子になるのなら、自宅出入り及び自宅内動線の段差解消も必要になります。

退院というのは良い話のはずなのに、気が重いです。

酸素吸入を続けながら、リハビリを始めることになりました。
 
 

新たな現実への適応

入院30日目。

ステロイドの副作用で血糖値が上がってしまったそうで、数日前からインスリンを使っています。

ただし間質性肺炎に関わる数値のほうは、入院当初の状態からは想像できないほど良いとのことです。
確かに体調はかなり良いと感じます。
指先で測る酸素の値も、リハビリ中は90を下回ることもありますが、リハビリを終えれば97程度まで戻ってきます。
ここのところ、感覚が良いときには医師から悪い話があるというパターンが定番化しています。
今日もとっておきの嫌な話がありました。

退院しても酸素吸入が必要になるそうです。

そして入院期間はあと1か月位と伝えられました。
1か月も先の話なのに酸素確定なのか…
いいえまだわかりません。先日も感覚が医学に勝利したばかりです。


入院40日目。

病院から酸素の機械メーカーに、自宅への機械設置の依頼を行ったそうです。
いよいよ酸素確定でしょうか。

でも退院の日はまだ未定です。
家族によれば、1階に寝室を設置する工事もまだ日程が決まらないとのことでした。
 
 

退院と新生活の始まり

入院47日目。

ステロイドが退院の目安とされている量まで減ったため退院できる状態になった、と伝えられました。
自宅の受け入れ態勢が整えば、退院日が決まるそうです。

結局、酸素は確定となってしまいました。
在宅酸素療法と呼ぶそうです。
リハビリのかいあって、ゆっくりなら病棟内を一人で歩き回れるようになり、車椅子生活は回避できました。
でも酸素はまだまだ必要だという認識…というか諦めのようなものは自分の中にもあります。

家族に確認したところ、二三日中には寝室の工事が終わり、受け入れ態勢が整うとのことでした。


入院50日目。

晴れて退院となりました。

晴れて、というのは天気の話です。
車椅子から降りて自動車に乗り込む際も濡れることはなく、さほどの苦労はありません。
家族と親戚に両脇を支えてもらえば…

そう、やはり病棟内と外界とは勝手が違うのです。

退院だというのに支えがなければふらつき、鼻には酸素チューブのおまけ付き。
隣には酸素ボンベのお供付き。
心は晴れません。

でもまあ、助かるかどうかわからないところからよくここまで漕ぎつけたものです。
支えてくれる人がいることに感謝しなければなりません。
明日からは自宅でのリハビリに励みます。