コスタネオロマンチカ⑤ 本当にクルーズ旅行は安いのか?編 | 器と布で旅する世界

コスタネオロマンチカ⑤ 本当にクルーズ旅行は安いのか?編

クルーズ旅行は高くて手が出ない・・・というイメージを海外のカジュアル船が払拭し始めています。

こんな風に日本発着で気軽にクルーズ旅行ができるようになったのは、本当に嬉しい限りです。

 

しかし、安い!安い!アピールをし過ぎなのでは、と思います。

 

取り敢えず、コスタクルーズのパンフレットですが、どこのクルーズも似たり寄ったりのアピールをしています。

 

「内側クラシック4人部屋」の大人3人(高校生は大人扱い)、13歳未満1人の場合。

大人3人目は同室の場合のみ安くなります。

13歳未満無料も大人2人と同室の場合のみです。

 

大人2人 78,800円×2人=157,600円

大人3人目料金 47,800円

合わせて、157,600円+47,800円で、計205,400円です。

 

この金額で4人で5日分となると安いような気がします。

1日あたり、10,270円です。

 

しかし!!

その他に港湾税というものが存在します。これは13歳未満でも、とにかく全員にかかります。

1人15,600円です。

つまり4人だと、15,600円×4人=62,400円です。

 

先ほどのクルーズ料金と合わせます。

205,400円+62,400円=267,800円

だんだん覚悟のいる金額になってきましたよ。

 

更に外国客船ではお部屋をきれいにしてくれる人に対して、船内チップが必要です。

これも金額が定められています。

部屋のグレードが上がるとチップも高額になります。

申し込み書の契約内容では、我が家の一番安い部屋で、13歳以上が1日あたり、US$13.50。

13歳未満が1日あたり、US$6.75です。

(変動ありらしいです)

チップは下船の時にまとめて支払います。事前支払いではありません。

 

これが5日間で、US$236.25です。

仮に1ドルを110円で計算すると、約25,987円ですね。わかりやすく26,000円にします。

 

これを合わせます。

267,800円+26,000円で、293,800円です。

1日あたり14,690円になりました。

 

まあ、でも食事も付いてるしねえ・・・と言いたいところですが。

日本海ショートクルーズの場合、毎日どこかしら寄港します。

やっぱり下船したいですよね。

下船したら、そこで食べますよね。わざわざ船に戻って食べてもいいんですが、少なくとも我が家はそんな予定はありません。

寄港の時間帯にもよりますが、昼食、日によっては夕食も外で、となります。

そうそう。下船してからの移動費もありますね。

 

船内で食べるにしても、有料のレストランがあります。

毎日、無料のレストランでもいいのですが、やぱり有料のところは有料だけあって味も内容も魅力的です。

スパもサロンも魅力的。屋外ラウンジ&ジャグジーも素敵。でも有料。

外海に入るとカジノも楽しめます。

 

ああ、なんて魅力的なクルーズ!!

無料もたくさんあるけれど、それ以上に有料が存在します。

 

とまあ、そんな理由で「安い!」を連呼するのはどうかなあ?と思った次第です。

(確かにオフシーズンだと、前述したことを踏まえても安く行けますけどね。)

 

さほど安くなくても、それでも、クルーズに行きたいのです。

このパンフレットの2から7までこそがアピールポイントです。

あと、個人的には、いつでも海が見られる。(海の色の変化を見るのが大好き。)

地球一周の船旅をしてからも、ずっともう一度船に乗りたくてたまりませんでした。

取り敢えず、このショートクルーズで家族を洗脳して、クルーズ好きにさせて、ゆくゆくは・・・・。

 

そんな訳で、あまり安さだけにひかれてクルーズを計画すると、ちょっと「ええー!!」となるかもしれません。

一番安い部屋で、しかも1人無料の場合でさえ、このくらいの金額ですので。

 

 

【乗船後追記】

・船内チップは下船日は不要でした。例えば4泊5日の場合は、4日分のチップでよいです。

・2019年1月7日から国際観光旅客税(出国税)が導入されました。釜山に入国する日に1人1000円分の8.5US$を徴収されました。船内チップなどと一緒に登録したカードから引き落とされます。